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#26 日々潜水しているみたいだと思った話

ごはんの準備に取り掛かるか、noteを書くか迷ってこっちにした。
なので時間とのしょうぶ。


「梅雨が明けたね」と母からLINEが来て、近所に住んでいるのに外国の人から聞いたかのような気持ちになった。
わたしの魂はどこかへ飛んでいってしまっていたらしい。

この間の週末は友人宅で1日遊ばせてもらった。水遊びしてゲームしてアイス食べて、息子は満足そうで良かった。
お友達のお家に行くって特別だよね。
わたしはママ外交みたいなのがすごく苦手なので、勝手に1人で緊張して
テンションはいつもの倍
そのまま帰宅して夫に引かれるも戻せず、あとたぶん軽く熱中症だったみたいで
身体も頭も火照ってその日はなかなか寝付けなかった。

こんなんでこれから母親やっていけるのか、やれやれ・・・

書きたいことも話したいことも山ほどあるのに
相手がいない虚しさと、息苦しいほどの暑さの中エアコンの効いた涼しいところから涼しいところへ移動する潜水のような生活でここ何日か心が荒んでしまった。

どうにかこの潜水生活を脱出したいと無意識に考えていたらしい。仕事から戻ると、エアコンをONする前に風を通して普段つけないラジオをつけてみた。
ランチの前に日向でのびのびしているグリーンたちに水やりして、朝できなかった用事を片付けたら「今日は自分のご機嫌とりをしてみよう」と思えた。

ささっとランチを済ませ、楽しみにとっておいた(ただサボっていたのかもしれない)オンラインレッスンのアーカイブを見ていたら
すごく不思議なんだけど、スタジオの空気の中に自分を見た気がした。足の裏がここじゃないところを踏んでいるみたいな。週末も仕事中もたくさんの大人相手にコミュニケーションしていたはずなのに、どの顔もはっきりと思い出せなかった。なぜこんなに自分が「閉じて」いたのかわからないけれど、畳みかけた洗濯物を横へ押しやって体を動かしたらなんだか体の輪郭の感覚がくっきりとした。
水面にぷかっと上がって来れたらしい。

世間は梅雨明けしたらしい。選挙カーが通り過ぎていく。
そろそろ今夜の献立を考えなくては。

相変わらずミクロとマクロの世界を超高速で行ったり来たりしては1人肩で息をしているけど、だいじょうぶ、わたしはだいじょうぶ。
そう言ってあげられるのも、水中から引っ張り上げるのも、わたししかいないから1人でブクブクと沈むのはもうやめとこう。

昨日の残り物と頂き物でワンプレート。

るる


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