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東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」に行ってきたよ

上野にある、東京国立博物館の創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」に行ってきました。


時間が足りない!圧巻の展示数

わたしが行ったのは、平日の15:30~16:30入場の回。展覧会自体、事前予約が必要で、15:30の時点で当日分の入場券は売り切れていました。

いらっしゃっている方も、若い方から年配の方、また男女問わずいろんな方がいました。
とくに、「刀剣」目当てであろう女性がたくさんいらしてちょっとだけ審神者だったわたしとしては、ちょっと懐かしい気持ちになりました。

今回のこの特別展は、展示タイトルにもある通り、東京国立博物館創立の150周年という節目を記念して開催されているものです。
150年という歴史の長さを物語るように、約12万件(!)という多くの所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品が会期にわけて展示されます。国宝の1割が東京国立博物館にあるそうです……すごいね……。

その所蔵品の多さからもわかるように、まず普通に見ていくとほんとうに時間が足りない!
今回16時に入場し、閉館時間が17時をいうことをすっかり失念しており、最後のほうは駆け足になってしまいました。
それくらい展示数が多い!そしてそのほとんどが国宝ということで、自然と1点1点をじっくりと観てしまいました。

知らなかったジャンルとも出会える

展示数の多さもさることながら、展示品のジャンル・時代も多種多様です。

わたしは日本画、浮世絵が好きでよく見に行くのですが、今回展示されていた『十六羅漢像』や『孔雀明王像』などは、時代の大きな隔たりがあるにも関わらず、彩色の美しさや、細やかな筆致から神々しさが伝わってきて、自然と手をあわせたくなる、そんな展示でした。

また、飛鳥時代、仏教の儀式で用いる旗である『灌頂幡』も美しい。
ぜひ見に行っていただきたいのですが、唐草模様や、菩薩の表情まで細やかな彫刻が施されていて、思わず見入ってしまいました。

こうした、個別の展示では見に行かなかったかもしれない魅力を発見でき、ちょっと仏教画だったり、仏教に関する装飾なんかを勉強してみようかな?と意欲が湧いた新しい出会いでした。

国宝だけじゃない。150年のトーハクの歴史も振り返られる展示

注目は国宝だけではありません。
第2部の部屋では、東京国立博物館の誕生からいままでの歩みを、展示品とともに振り返ることができます。

美術品だけでなく、ワシの置物やキリンの剥製(上野動物園で当時人気を博した「ファンジ」という名前のキリンで、100年ぶりの国立科学博物館からの里帰り展示だそうです)など、文化的な資料をあまねく収蔵・展示し、保管を果たしてきたトーハクの歴史がうかがえます。

グッズもかわいい

展覧会といえばミュージアムグッズ、こちらもとってもかわいいものが多かった……。
定番のポストカードやステッカー、マグネットやファイルなどはもちろんのこと、コラボも充実しています。

なにより可愛くて、思わず買ってしまったのがシナモロールとのコラボ……!
シナモちゃん(こう呼ぶの正しいです?間違ってたらごめんなさい)が今回展示されている『埴輪 挂甲』の甲冑を着ていたり、屏風(『松竹図屏風』でしょうか?)の前でポーズを取っていたり……めちゃくちゃかわいい。

シナモちゃんの埴輪コラボのアクリルキーホルダーを購入して帰ってきました。

何度でも行こう、トーハク

展示替えもあるためか、スタンプラリーも開催されていて、何度行っても楽しめる展覧会だと思います。(できれば午前中などの時間に余裕を持ってつぎは行きたい)

11/15~の『地獄草紙』をぜひ観に行きたいと思っているので(先んじてファイルを買ってしまいました)、わたしも何度か足を運ぼうと思っています。


展覧会の詳細


展示構成も公開されているので、下調べや事前学習をして足を運ぶのもいいと思いました。(つぎは準備していきたい)

シナモちゃんコラボほか、グッズについてはここで見られます。

また、今回11月20日まで展示されている雪舟の『四季山水図』も登場する、VR作品もあるそうです。(知らなかった…!そして想像がつかない…)
時間が決まっている開催ですが、時間を作ってぜひ観に行きたいと思います。

そして、シナモちゃんグッズを追加で買うか、迷っています。(多分、買う……。)

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