フィリピンで戦死した健策おじさんの霊と同居のいきさつ②

前回、天音さんの「そうそう!この人、この方!」で
崩れ落ちた私・・・

そう。
遺影も飾っていたし、はがきも持っていたし、
鹿児島のお墓も行ったことがあった。
今飾っている軍服のイケメンおじさん。
でも、それ以外の写真も見た事があった。

今回、探してみたが、見つからず・・・
それは、戦中皆様に祝いの服を着せてもらいました。
どうみても、ガリガリのミイラのような青年が
端午の節句だか、ああいう甲冑?着物を着て、、、というか、
着せられて、やっと座っている、という写真。
私の記憶も定かではないけど、晴れやかではなかった。

これから、さぁ、人生、という若者が
戦地に行く。
国のために、と。
どういう想いだったのか、今は想像でしかわからない。
でも、その想像も、1%くらいしか当たってないだろう・・・

天音さんには、なぜ匂いがするのか教えてもらった。
そして、なぜ、私に会いにきたのかも。

おじさんは、フィリピンのジャングにて、
食料がないから、ジャングルの中、
おなかを満たすため、甘い果実を食べていたと思う。
最後に口にふくんだ、含ませてもらったものかもしれない。
それか、ジャングルの中で戦死したときに
その木?か花が咲いていて、その匂いにつつまれている、と。
とにかく、その果実だか、花のにおいを纏っている、と。

納得した。
そういう甘い匂いだったから。

なぜ、私のところに来たのか?

まず、家系の中で、私が一番、霊と繋がる能力?が高いらしい。
そして、何をしてほしいか。

お墓にきて、いろいろ話をしてくれ、と。

まず第一声。
「いやーーーー!!!無理無理無理無理!無理ですって!!
コロナですよ、今。」

でも、とにかく、毎日するこの匂い。
解決、というか、クリアにしたかった。

そこで、私が天音さんに聞いたのは、
オンライン墓参り、だめですか?

鹿児島というところは、墓参りがこちらと違う風習がある。
とにかく、日参するのも、結構普通っぽい。
だから、お墓には、大きな花屋がある。
鹿児島は生花消費量が全国一らしい。
毎日、毎週、墓参り。納得がいく。
都会にする私の家も、懇意の鹿児島の生花店がある。

父が頼んで、墓をきれいにして、お花を生けてもらっている。

花屋に頼み、オンライン、というか、携帯もってもらって、
こっちから手をふる。
簡単にできそうだ。
声はばっちりスピーカーにすれば聞こえるし。

このコロナの中、鹿児島には、難病の私、いきたくない。
家族に話ししても「なぜ、今?」とドン引きだと思うし。

今、コロナじゃなかったら、すぐに行くのに。
今、コロナ。コロナなんですよ、おじさん。
きっと霊には、こっちの2020のこの状況は関係ないと思うけど。

でも、オンラインはだめらしい。
とにかく、来てほしいらしい。
そして、今、家族がどうなっているのか、知りたいみたい、と。

戦地からは、たくさん手紙を書いた。
日本からも、きっと沢山沢山送ったと思う。

でも、おじさまには、届かなかった。

だから、お母様は、そして、みんなはどうしているか、と。

とにかく、いろんな話をしてほしい。

天音さんいわく、たぶんフィリピンで亡くなられて、
今、自分がどこにいるのかも、微妙・・・というか、
天音さんには薄く見えるそう。

今年出なくても、絶対行くから、と伝えれば大丈夫、と。

鹿児島のお墓はまた行きたい、と常々思っていたので、
コロナがおさまったら、絶対行くね、とおじさんに伝え、
セッションは終わったのだった。

伝えたからといって、匂いがなくなるわけでは
全くなかった。
むしろ、よくわかるようになって、
強まった感じである。

そんな事があって、
おじさんと同居がはじまったのである。


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