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Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~ライブレポート①

2023.3.25に札幌ドームにて最終日を迎えた「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」今回のドームツアーでは、名古屋・東京に続き札幌においても鑑賞した私が独断と偏見満載でツアーレポをお届けする。なお思いのまま書き綴ったところ13000字を超す長文となったためいくつかに分けてお届けする。


「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」が先日、2023.3.25の札幌ドームにて最終日を迎えた。

発表当初は、5大ドームツアー(ベルーナ、バンテリン、Paypay、京セラ、東京ドーム)の予定だったが、その後追加の札幌ドーム公演が発表され、日本のソロアーティストとしては史上2人目となる、6大ドームでの開催となった。

本格的なライブレポは最終日終了後にさまざまなところから発信されているので、そちらを参考にしていただきたいが、ここでは私的な目線中心に独自の観点からこのドームツアーのレポートをしたいと思う。
かなり独りよがりな目線からなる執筆なので、ライブの雰囲気やセトリを確認したいだけです、という方には不向きな内容になることはご容赦ください。
それ以前にセトリやMCの内容などは円盤が出てから楽しみたい、という方はこの先は進まない方がいいかと思います。

今回のドームツアーが発表になったのは2022.5.24。
その時は嬉しさしか感じなかったけどNissyがのちに語っているように、日本ではまだライブ鑑賞など人が集まったり、密集したりすることには否定的な感情もあった。何度かの緊急事態宣言やまん延防止重点措置を体験し、疲弊した人々の苛々は発散するあてもなく日本中を徘徊し、攻撃的なムードもまだまだ根強く沈殿していた。
そんな中で、エンターテイメントができることを常に模索していたNissyはようやく活動を再開。ドームツアーという形でそのことを宣言したのだ。

今回の未曾有の感染症は、これまでにない生活習慣を、世界中の人々に強いることになった。
Nissy自身はと言えば、これは何度かMCでも言っていたことだが、いよいよ世界的に警戒すべきというフェーズに入った時期(2020.3頃)、ちょうど作品を制作中であった。その滞在先から急遽戻ることを余儀なくされ、そこから先のすべてのスケジュールがキャンセル、白紙に。
もちろんそれは、世界中のどの人にも降りかかってきたかつて見たことのない日常ではあったが、数年先までの構想が出来上がっていただろうエンターテイメントが全て頓挫し、一旦ストップせざるを得ない状況には、追い詰められ、不安に押しつぶされそうになっただろう。

そこからようやく、条件付きでライブ開催の目処が立ってきた時、5大ドームという大きなツアーを発表。それは構想期間で言えば、3年、いやもっと多くの時間を費やしたものであると同時に、その中で諦めてきたものも多くあっただろう。

同時に、前回のドームツアーから考えると3年半ぶりの開催。ファンたちの期待や欲求は否が応でも最高潮に高まっている。そのエネルギーが沸騰しきった状態で、ドームツアーは幕を開けた。

本来ならば最終公演となるはずであった2023.2の東京ドーム公演では、ファンたちのスマホ撮影時間を設けるなどして中締めをし、いよいよ最終公演、これが本当に最後となる札幌ドームへと場所を移した。

札幌は言わずもがな、Nissyの故郷でもある。思い出の土地で大変な時期を超えての凱旋ツアー、そして有終の美。
噂に聞いていた、地下鉄からドームまでの長い道のりを一歩一歩踏みしめながら、おそらく同じ目的地を目指している人々の例にいて、Nissyはこのすべての人たちの思いを背負ってステージに立つのだなぁと、いつになく感傷的になった。それは直前のインスタライブなどでも繰り返し「このツアーが終わるのが寂しい。終わってほしくない」と彼自身が惜しんでいたこともあったかと思う。それだけ、エンターテイメントをもう一度、という彼の願いが強く込められたステージなのだ。
もちろん、1人だけでは何もできない、数多くのスタッフ、ダンサー、バンドメンバーたちがいてこそのライブではあるけれど、センターでライブを引っ張っていくものとしての責任は想像を超えるだろう。その細い体のどこに、そんなパワーがあるのかと思うけれど(実際ツアーを通して7キロ痩せたのだと言う)そんな思慮など吹き飛ばすほど、ドームに近づくにつれ、期待はいやでも高まってくる。

そして、札幌最終公演の幕は上がった。始まりがあれば必ず終わりがある。
ここからは公演内容を振り返りながら、札幌の熱い夜をプレイバックしていく。
なお、公演中にメモとして書き留めたものを参考にしているが、もしかして内容が前後していたり、細かな言い回しなどに齟齬があるかもしれないので、その辺りはご容赦いただきたい。

②へ続く

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