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中国帰省後の感想

はじめに

今年のゴールデンウイーク、5年半ぶりに故郷に戻りました!妊娠出産とコロナの関係で、帰りたくてもずっと帰れなくて、コロナ政策が緩和されて、飛行機代も安くなったので、息子を連れて帰省しました\(^o^)/
上海までの直行便で、3月頃はまだ飛行機代一人1万元(20万円)ぐらいだったですが、4月中旬になると、急に一人3000元(6万円)に下がったので、急遽チケットを取りました。

旅程

私の故郷は浙江省台州市。近年、旅行先としても人気になったみたいで、上海から台州までの新幹線チケットは一週間前から完売(´;ω;`)アプリでキャンセル待ちしていたら、運よく次の日のチケット取れたので、上海で一泊して、翌朝の新幹線で戻ることにした。
上海の浦東空港に着いたら、タクシーでホテルへ(一泊6000円)。上海から台州までの距離は400kmで、新幹線のチケット代一人4000円。
台州の駅を出たら、お母さんとお姉ちゃんが迎えに来てくれて、目が合った瞬間、泣きそうになった。当日の夜、お母さんはレストランで私たちの歓迎会を開いてくれて、数年ぶりにたくさんの親戚に会いました。全部で50人ぐらいで、出費は16000元(32万円)ぐらい。

一週間しか滞在していなかったので、毎日の日程がぱんぱん。今日はおばさんのおごり、明日はおじさんのおごりで、毎日レストランでご馳走になっていました。息子がはじめての帰国なので、たくさんのお年玉をいただきました。合計35万円ぐらい。
帰りも上海で一泊して、虹橋駅から浦東空港までは直行バスを利用しました。(一時間ちょうど、36元/人)タクシーだったら、250元から300元かかるので、少し節約できた。

親戚の現状

おじいちゃん(お母さんの父):90歳。まだまだ元気。おばさんが面倒見てくれている。息子たちが買ってくれた別荘に住んでいる。息子3人、娘2人。

おじさん1(お母さんの兄):資産億元(20億円)以上。何億かはわからない。金持ちだがケチ。息子二人(一人は国税局、もう一人は家の商売を継承)。孫四人。

おじさん2(お母さんの弟):官僚(警察官)。親戚のことよく面倒見てくれる優しいおじさん。杭州に住んでいる。娘一人は警察官。

おじさん3(お母さんの弟):愛妻家。建築資材の卸商売をしている。資産数千万元(数億円)娘一人(交通局)と息子一人(中学生)。孫1人(10か月)

おばさん(お母さんの妹):同じく建築資材の卸商売。娘は今年大学院卒業で、6月からお医者さんになる。

私のお姉ちゃん1:家の商売を継承している。主にシャンデリア、室内照明を販売。息子一人(小学6年生)と娘一人(小学4年生)

扇風機と一体になっている照明もある。需要があるなら日本に輸入しようかな(笑)

私のお姉ちゃん2:夫婦二人とも公務員。杭州に住んでいる。娘8歳、息子6歳。公務員で、パスポートは政府機関が保管しているため、自由に出国ができない。

おばあちゃん(お父さんの母):88歳。まだまだ元気。子供の時から、ずっと私たちの面倒を見てくれている。おばあちゃんに会った瞬間、泣いてしまった。

おばさん1(お父さんの妹):フリー。おばあちゃんの面倒を見ている。息子二人。
おばさん2(お父さんの妹):食器の商売をしている。息子一人。孫娘一人(3歳)
おばさん3(お父さんの妹):靴の商売をしている。娘二人(公務員と看護師)

子供の時から、夏休みや冬休み、祝祭日など、ずっと一緒に集まって、遊んでいだので、全員親しい。中国って賑やかですね(笑)

中国についての感想

①高層ビルが多い

台州は大都市ではないが、それでも高層ビルが多い。20階以上のマンションがをよく見かける。姉の家は、マンションの10階、100平米、150万元(3000万円)ぐらい。100平米と言っても、共通スペースの20平米も含まれているので、実際の壁芯面積は80平米ぐらい。台州はまだ安いが、杭州の中心部でしたら、6万元/平米以上になる。おじさんたちの家は、全部2億円超え。

②家が大きい、お金持ちが多い

子供の時に住んでいた実家は5階建て。今は全部お姉ちゃんの店舗になったが。新しく買ったマンションも200平米超え。おじいちゃんの別荘はもっと大きい。庭も卓球室も付いている。
基本親戚みんな複数の不動産を持っている。数千万円のマンションは彼らにとって、全然高くない買い物なので、全部一括払いで、ローンは利用していない。
もちろん、同年代の従兄妹たちはローンを組んでいる人もいるが、両親が頭金を払ってくれているので、それほど大きな負担にはならない。
サラリーマンが少なく、会社やお店を開いている人が多い。
(うちの親戚や知り合いの話で、中国人全員の話ではない)

③とっても便利

タクシーも出前も、宅配も全部wechatアプリのミニプログラムでできる。しかも安い。ただし、中国に住んでいないので、携帯番号を申請することもできず、ずっとお姉ちゃんの携帯番号を使っていました。
新幹線も事前に予約すれば、IDカードかパスポートをスキャンするだけで乗れるので、切符は不要。
マンションの周辺はデパート、幼稚園、スーパー、遊具なども完備しているので、とても便利。台州は食品、おもちゃ、服、生活用品などの卸市場も多いので、安い商品を買いたいなら、市場にもすぐ行ける。

スイカは100円/500g,ブルーベリーは300円二箱、スーパーでセルフレジもできて、生きている魚も売られている。

④食べ物、果物の種類が豊富

ライチ、ドリアン、竜眼、マンゴスチンなど、日本では見かけないフルーツもたくさん。スイカ、マンゴー、枇杷も安くておいしい。
最近、台州の料理も人気になって、台州料理とスナックを食べに来る旅行客もたくさん増えた。おいしいです(*^▽^*)

⑤コネを使うところが多い

人が多いので、競争も激しい。従兄妹が病院、交通局、国税局から内定をもらったのも、姉の子供がいい小学校などに入ったのも、全部コネ。私も日本に来ていなかったら、コネで税関に入って、お金持ちと結婚していたのかもしれない(笑)

⑥あまり清潔ではない

痰を吐く人、たばこを吸う人がやはり多いので、日本ほど清潔ではない。大都市だったら、規制が厳しいので、ましだと思いますが…蚊とダニが多くて、10か所以上噛まれた(´;ω;`)ウッ…痒い…

⑦建物のメンテナンスと品質があまりよくない

姉のマンションは新築で、入居してまだ一年ぐらいですが、ひび割れや破れなどがところどころありました。日本のほうが建物のメンテナンスと資材の品質がいいような気がします。

⑧若者のストレスが大きい

杭州で働く姉と従兄妹の話によると、社内の競争が激しくて、ストレスも大きい。残業が多く、子供の面倒を見ることもできず、全部おばあちゃんおじいちゃんに頼っている。子供の送り迎えやご飯なども全部おばあさんがやっている。手伝ってくれる人がいなければ、仕事との両立は無理。
日本では時短を使えば、両立はできるが、やはりしんどいのはしんどいので、誰か手伝ってくれる人がいたらいいなあ…

⑨物価が上がっている

基本日本より安いですが、品質のいいものでしたら、日本と同じぐらいのものも多い。お母さんが息子に買ってくれた服は三着で10000円ぐらい、乳酸菌や子供のサプリなども30000円ぐらい。うちの夫がレストランで、五糧液という白酒を一本飲んで、酔ってしまったが、あれは一本20000円。

⑩人と人の距離が近い

親戚や友達はもちろん、銀行に行っても、レストランに行っても、みんな親切に話かけてくれる。うちのお母さんはおしゃべりが好きなので、どこに行ってもすぐおしゃべりモード。長年住んでいる町なので、どこに行っても知り合い。学校、マンション、会社の集団は全部グループチャットがある。

⑪周りに優秀な人が多い

友達や親戚の中で、公務員、公認会計士、弁護士、社長、お医者さんなどが多くて、優秀な人ばかりです。やはり競争が激しいので、みんな全力で頑張っていますね。

おわりに

五年半ぶりの帰省なのに、一週間ぐらいしか滞在できないのは、本当に寂しいこと。欧米では一カ月以上の休みが取れるのは本当に羨ましい。別れ際は、また泣きそうになった。コロナが収束し、自由に戻ることができるようになったので、一年一回は帰りたいなあ。
以上、私の帰省旅と感想でした(*^▽^*)

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