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ふと思い出す親子(あの人は今・・・)その1

職業柄、いろいろな家庭のいろいろな子ども、いろいろな親に巡り合います。
おもしろい親子について、現在進行形で書いて公開するのは個人情報の問題もあってNGです。しかし、内に秘めておいて忘れてしまうのももったいない。
ある程度年月がたって、しかもわたしの記憶ちがいという認知のフィルタを通して書いたものならば公開してもいいだろうと考え、書いてみます。

・・っというわけで、次に書くのはフィクションです。
実在の人物・団体とは(あまり)関係ありません。

* * *

4年生の男子。なかなかのADHDだった(=診断者わたし)。
頭の回転が速く、とにかく算数が大得意、計算がめっちゃ速かった。ユニークでおもしろい子だった。
ただ、じっとしていられなかった。
ある日の放課後、2階の外階段の手すりに登り、傾斜した手すりを綱渡りのように降りていって当たり前のように肩から落ち、救急車。脱臼骨折。落ちたのが校庭側じゃなく階段側でホントによかったよね。。。

お母さんがまたおもしろい人で。
ピアノの先生でもないのに、家で毎朝6時半から朝食の準備もそこそこに、ピアノを弾いて一日中歌っているとのことだった。父親は証券会社勤務で、ほとんど不在。

あの子は、どんな大人になっているんだろうか。証券会社にでも勤めているのだろうか。また、あのお母さんは、今でも毎朝6時半からピアノを弾いて歌っているんだろうか。。。

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