【日本沈没 2話】豊かな日本
先週、遅れて見始めた日本沈没。
今週の3話に間に合わせるため、2話を視聴。
感想をまとめたい。
▹高いメッセージ性
2話でいきなり面白くなった。さすが日曜劇場。
だいたいドラマって1.2話あたりの序盤編は主に登場人物の紹介だったり、本編へ自然に進むための導入だったりするから退屈なことが多い。
けれど日本沈没はそんなことなく、1話2話からロケットスタートを切っている。
2話もなかなか強いメッセージ性があるセリフが吐かれていて、
ジャーナリスト杏の
「正しいことをしている人間が淘汰される世界が嫌だ」
みたいなセリフだったり、
田所博士(香川照之)の
「一人一人の今までの行動が関東沈没に関係している。」
みたいなセリフ、
主人公天海(小栗旬)の
「この国では建前が多すぎて本気でやってる人なんて全然いない。正しいことをするには障壁が多すぎる。」
みたいなセリフが特に印象的だった。
▷豊かな国、日本
日本は世界で見ても豊かな国で、それなりに不自由なく生きていける。
今では、スマホは一人一台持ってるしテレビだって一家に一台あるだろう。好きなものだってある程度食べれられるしYouTube、SNSなど無料で時間を潰す媒体も充実している。
これらは決して当たり前じゃなくて、恵まれた環境だからこそのはずなのに文句を言ったり人を叩いたりして、みんな必死に生きている。
子どもの頃に持っていた熱い気持ちや好奇心などは、大人になるにつれてみんなどんどん忘れていって視野が狭まっているように感じる。
物事を大局的に見るのではなく短期単発の目線で見ているからその場の私利私欲、保身のために長いものに巻かれる人生。
このドラマでは上で挙げたような日本が抱えている深刻な課題に着手している。
驚いたのはこのドラマの原作が1973年のものらしく、俺が生まれるずっと前からこんなことを思考して製作していた人がいたんだなっていうことと、日本はずっと成長してないのかなっていうこと。
▷守るべきは経済か、人命か。
第3話の予告では
「守るべきは経済か、人命か」
と語られていた。
経済を回さなきゃ国が滅びる、けれど人命を守らなきゃ国が滅びる。
3話ではそんな究極の二択に迫る話がメインになりそうで、国のトップの在り方やそれに立ち向かう小栗旬の熱い演技に注目したい。
といったところで2話の感想おわり。
また3話の感想でお会いしましょう😶
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