【3分で読める#29】破壊力のある言葉
古代、言葉には言霊という霊力が宿ると信じられていた。
いや、過去形で書くのはおかしい。今でも信じられているし、発せられた言葉の内容通りになるから、よりポジティブな言葉を発せよ!というようなことをよく耳にする。
ちなみに、今日はそういう言霊のパワー的な話では一切ない!限りなくアホでどーでもいい内容だから、ヒマなら読んでもらいたい。というか、この文章をここまで読んでしまっている段階でもしやユー、結構ヒマだね?
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言葉は生き物なんてよく言われるが、まさに多種多様である。たとえば「一瞥」、「観察」、「凝視」などは、要はどれも「見る」っていう言葉の仲間だけど印象が全然違う。
ぼくはそんな言葉の世界の中にも、パッと聞きの印象が濃い言葉ってのがいる気がしている。人間界で言うなら、林家ペー・パー子夫妻みたいなイメージだ。(もちろんこれはイイ意味でだ。)
ぼくの中の濃い言葉の具体例としては『 いつの間にか骨折 』なんかがある。
ぼくはこの言葉を聞いた時に、なんだそれ!マジで怖ぇ!!と思った。骨折だけでも怖いのに、いつの間にかってマジでヤヴァ!!って思った。
いつの間にか骨折の詳細はグーグル先生に聞いてもらいたいけど、骨粗しょう症の人にそういう現象が起こるらしく、「あれ?最近腰が痛いな…」と思って調べてみると背中の骨が折れていたりするらしい。
こ、怖ぇぇぇええ!!
もう怖すぎるから次にいこう。
『 勘違いリフレッシュ 』も中々濃い。
これも詳しく知りたければグーグル先生に聞いた方がいいが、要は肉体的には疲れる行動なのに、本人はリフレッシュしていると勘違いしてる状態のことで、まぁ詳しい意味が分からなくてもやっぱり字面の組合せからくるインパクトがすごい。
もしぼくが温泉旅行で最高にリフレッシュしている時に「それ、勘違いリフレッシュだよ?」なんて言われたら、メンタルダメージでそのまま温泉に水没していく。たとえ勘違いなのだとしてもそのまま勘違い野郎でいさせて下さい。
最後に、ぼくの知る言葉の中で特濃なのがコチラだ。
『 人感センサー付き自動開閉式ゴミ箱 』
どうですか。この圧倒的な言葉の破壊力。もうね、ぼくの頭の中ではこういうの想像しちゃったよ!
人感センサー付き自動開閉式ゴミ箱
なんかね、こういう技っぽいというか、武器っぽい名前に男は妙に興奮する時があるのですよ。
ちなみにこの言葉は、軽トラに乗せられてた段ボールに書かれていたんだけど、これ見た瞬間にもう絶対あの段ボールの中は武器だ!間違いないわー!あれは人の目を誤魔化すためにわざと貧相な段ボールに入れてるだけだ!ぼくちゃんは騙されないぞ!そう思ったね。
脳みそ突然厨二病パラダイス
そう、これが言葉の持つ破壊力の恐ろしさなのだ。
100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。