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【アグリノート#03】脱穀(9・10月)

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ウチの地区では、有志のおじいちゃん達(平均年齢70超)が、敬老の日に配ったり地域の子どもたちと餅つきしたりするためにもち米を作ってる。そして今回は、この前に稲架掛はさがけしたコチラのお米の脱穀をお手伝いをしてきた!

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イイ感じに干されたお米を、機械で脱穀していく。使用する機械がコチラ!

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なんだかよく分からんけどスゴそう。
作業的には「脱穀」「稲架の片付け」「脱穀した稲藁を束ねる」を同時進行していく。ぼくは「脱穀した稲藁を束ねる」を担当した。

なーんだ。束ねるだけじゃんよ!と思っていたら、これがヤヴァイやつだった。
なんかね、周りのじいちゃん達はすごく簡単そうにやっているのに、自分がやると上手くいかん。妙なコツみたいなのが必要で、それをつかんだのが50束くらい束ねた頃だった。

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ちなみにその頃には握力スカスカ、腰はボロボロ、ふくらはぎパンパンでヨボヨボしたアラフォーになってた。一応100束まで数えたけど、もうね、人生3周分の稲藁を束ねたと思う。そしてできたのが稲藁の山。

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昔のヒトはこれで草鞋わらじとかみのとか傘をつくったり、藁灰を釉薬として陶器に使ったりしたらしいけど、確かにこれだけたくさんあれば色々したくなっちゃうかもしれない。自分も傘編んで週末に地蔵を探しに行こうかと思った。

何はともあれ、みっちり4時間半やって、なんとか日没前に間に合った。
有志メンバーの中にはプロの農家さんもいるんだけど、齢70オーバーにしてあの身のこなしはカッコよかった。作業が速いし正確だし、そして丁寧だった。

どこの世界にもスゴイ人っているんだなー。

脱穀した米は籾摺もみすりして、玄米になる。今年はこのもち米で餅でもつこうと思う。覚えてたらまた記事にしよう。

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100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。