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【日記#06】過去の自分から手紙が届いた

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7.Jan.2022(Fri)Sunny


過去の自分から手紙が届いた。
差し出し日は2018年2月24日になっている。

なんと……あれからもう4年も経つのか。

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その日はやたらと風が強い日だったのを覚えている。ぼくは妻と長女(当時1歳)と3人で、愛知県蒲郡市にある水族館に遊びに来ていた。

記憶が朧げだが、水族館はたしか生き物の解説がやたらと細かくて面白かった気がする。なんかのショーも見たはずだ。

お昼は近くにあった食事処にふらっと入って、味噌煮込みうどんを食べたらやたらと美味しくてビックリした。ぼくたちが入った後にめちゃくちゃ混みはじめたので、ひょっとしたら人気店だったのかもしれない。店の名前は忘れた。

その後、海の方に向かって歩いて、なんかぶらぶらしてたら偶然見つけたのが、

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『 海辺の文学記念館

ちょっと中の展示物とかはあんまり覚えてないけど、たしかお抹茶を頂いたような気がする。で、ふと順路の最後の方にあったのが時手紙ときてがみだ。

未来に向けて手紙が出せますよ!ということだったので、旅の記念に妻とぼくはそれぞれ未来の相手に向けて手紙を書いたのだった。

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その時にぼくが書いた妻宛の手紙が、なんと4年の歳月を経てウチへやってきた。もう何を書いたかなんて全然覚えていない。
ただ、過去の自分がどうしてこの日に手紙が届くようにしたのかは分かる。だって今日は、

妻と付き合いはじめてから丸10年だ。

手紙は夫婦でゆっくりできるタイミングを見つけて、開けてみた。中身は恥ずかしいから書かないけれど、妻はよろこんでくれていた。

あの頃には想像もしなかった様なことが、これまでにたくさんあった。そりゃ楽しいことばかりでは無かったけれど、今のぼくたちは当時よりも確実にしあわせになっていると胸を張って言える。
この手紙は、まるで過去のぼくからのエールみたいだった。

ありがとう!過去の自分!
やる気出たわ!

そんな風に思えた日だった。


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100円→今日のコーヒーを買う。 500円→1時間仕事を休んで何か書く。 1,000円→もの書きへの転職をマジで考える。