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『ゴルフ無心論』〜クネクネ帝国の逆襲〜 Episode1. 「恐怖!拡大し続けるクネクネ帝国とは?」

ゴルフが大好きなみなさん、こんにちは。プロゴルファーをやめてプログラマになった男・河野です。

前回のEpisode0で、我々で立ち上げたフロンティアゴルフアカデミーが、クネクネ帝国に完全敗北を喫し、また再び帝国打倒に立ち上がった(ww)件について、簡単にお伝えさせて頂きました。

今回から、具体的に「クネクネ帝国」とは、そして「クネクネ思想」とは一体何なのかを順を追ってお話しして行きたい思います。


まずは、あなたが「クネクネ帝国」なるものにいつの間にかその侵略を許し、現在その一員である「クネクネ教徒」になっているのか、はたまたそうではなく、クネクネ帝国の侵略から逃れているのかをチェックしたいと思います。


一番簡単なチェックポイントはこれです。
正直にYes or Noで答えてみてください。↓


①ゴルフにおいて「フォームなんかどうでもいい」と思っている
②フォームについて色々言ってくる人は好きではない
③スコアとフォームは関係ない思っている


3つとも「Yes」になった方は、ほぼ間違いなくクネクネ帝国の侵略を運よく(もしくはあなた自身の聡明さによって)避けられて来られたと考えられます(但し、自分では「フォームはどうでもいい」と頭では思っていても、実はフォームが気になってしょうがない「隠れクネクネ教徒」も存在します)。


その一方で、「No」が1〜3個ついてしまい、「お前は何言ってるんだ?!ゴルフはフォームが何より大事に決まっている!!だって、スコアがいいゴルファーやプロはフォームが綺麗だし、みんなフォーム改善に必死じゃないか!フォームを改善することがスコアの改善に直接繋がるんだ!」と思われた方・・・大変残念ながら・・・。

あなたは既にクネクネ帝国の侵略を許し、クネクネ思想の持ち主になった、まさに「クネクネ教徒」です(大変失礼なことを申していると自覚してお話ししておりますので、気分を害さずに読み進めて頂けますと幸いです)。

クネクネ教徒は「クネクネ思想(フォームを良くすればスコアが向上すると信じる思想。そしてその思想集団を「クネクネ教団」と呼んでます)」に基づき、自分のフォームを改善すればスコアが向上すると信じ、自分のフォームを鏡や動画やチェックしたり、他の方にフォームを評価してもらったり、プロや自分よりも上手なプレイヤーのフォームの真似をしたりと、「ゴルフ技術の向上=フォーム改善」と思い込んで、日々努力を積み重ねます。

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かの大社会学者・マルクスは「宗教はアヘンだ」という言葉を残しました。その言葉に漏れず、クネクネ教団の最も恐ろしいところは、一度入るとなかなか抜け出せないところにあります。

一度クネクネ思想に取り憑かれると、(ラウンドや練習問わず)ストロークする前にフォームが気になり、スイング中も気になり、ストロークが終わっても今どんなスイングをしたのか気になるようになります。


クラブを振らない時でもフォームが気になるばかりに、コンビニに行くたびに雑誌をチェックし、暇さえあればYouTubeでフォーム動画をチェックするようになります。

いつもフォームのことを考え、同様なことを考えている別のゴルファーとフォームについて語り合い、もうフォーム無しではゴルフの世界に居られなくなります。

そういった「麻薬的な魅力」を持っているのがこのクネクネ思想なのです。


ここで「別に害が無いなら、フォーム改善をやったって友達が増えるならいいじゃないか??」と思われた方も少なくないでしょう。


クネクネが無害なら私も別に何も言いません。が、やはり麻薬接種が常態化すると健康を大きく害するのと同様に、クネクネ思想はあなたのゴルフ健康を大きく害する可能性があります。

詳しくは後のepisodeで述べますが、「クネクネ」という表現はその昔、フォームを意識し過ぎて余計に変なフォームになってしまっている(そのプロセスも後に述べます)ゴルファーを見て、私が表現した「クネクネ現象」から来た呼称です。


クネクネ現象が始まると、もう間も無くイップスになります。つまり、フォームを意識したストロークを続けると、怖い怖いイップスが待っているということです。


ゴルフほどそれほどレベルが高くないアマチュアにイップスが多い(数、割合問わず)スポーツは恐らく存在しません。
強いプレッシャーやストレスを受け続けないと起こらないイップスが発生するのは、ほぼトップレベルの選手とスポーツ界では言われます。


それがなぜゴルフ界にそれほどイップスが多いのか・・・もうお分かりですね??

そうです、クネクネ帝国のクネクネ思想が原因です。



もしあなたがゴルフを楽しく続けたい、なるべく早く上達したいと考えるならば、なるべく帝国の魔の手から逃れるべきです。

決して周りのクネクネ教徒の言葉に耳を貸してはなりません。


次回、Episode2「戦慄!迫り来るクネクネ教団」では、具体的にどのように我々にクネクネ教徒が近づき、帝国の一員にしようと企んでいるかをお話したいと思います。

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