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かかりつけの責任

急に冷え込むこれからの時期は風邪の患者さんが増えてきます。
こんにちは、薬剤師の琉維です。

最近、ドラッグストアに併設する薬局が増えていると思いませんか?
薬局といえば以前は病院やクリニックのすぐそばにあってそこに処方箋を持っていくのが当たり前でしたが、最近ではそういった門前薬局ではなく自身の身近にあるドラッグストア併設店やクリニックが近くにない薬局などに持っていくことが増えていませんか?

お薬は病院毎に各薬局でもらうのではなく、自分が通いやすい薬局1ヶ所にすべてを任せる方が推奨されています。
お薬手帳をお持ちの方も増えてきて、最近はアプリで簡単に管理できるものも増えてきた。

ちなみに弊社では某お薬手帳アプリと連携することが可能で、自動的にデータが転送されるシステムが採用されております。

そこで最近よく耳にするようになったのが

かかりつけ薬剤師
かかりつけ薬局

という単語。

昔からかかりつけ医はよく言われているし、みんなもよく知っている。
最近は薬局と薬剤師もかかりつけを作りましょうという流れが出てきたためこの単語が出てきた。

かかりつけ薬局&薬剤師を決めるとなにがいいのか、まずそこがわからないと誰も食いつかないのは事実なわけで…

かかりつけ薬剤師を決めるメリットとしては、医師は毎回同じなのに薬剤師は毎回違うということがなくなるということ。
過去にも話したこと、同じことを説明しなければならないなんてことがなくなります。
薬剤師もかかりつけの患者さんに対してはその人に合った必要なことをきちんと調べ情報提供することが可能になるし、いろんな病院で薬をもらっていた場合は飲み合わせのチェックなども容易になる。

実際、自分のかかりつけの患者さんに対してその方との過去のお話の中から必要なことをお伝えすることで治療や服薬に対する理解を深めることができた事例がある。
たまに薬とか全く関係ない生活に対する不安だったり、家族の愚痴だったり、世間話だったりをして少しスッキリした顔をして帰られる方もいらっしゃいますが…

そういった雑談からも実は服薬に対する問題が見えてくることもあるので無駄ではないのでいいんですけどね笑

いろんな病院の薬をいろんな薬局でもらっている方、かかりつけ薬剤師はまだ決めなくてもかかりつけ薬局を決めましょう。
薬剤師は責任を持って患者さんと向き合います。

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