#91 歴史に興味を持った

最近(というか,読書を始めた3,4か月前から),茂木誠先生にハマっています。

ハマったきっかけは,茂木先生の本ですね。「地政学」という観点から世界史を語る本を複数出版されていて,この「地政学」というのに魅了されちゃったんですね,僕は。

それから,茂木先生の本は貪るように読みました。どれも勉強になった。おもしろかった。

茂木先生の本職(?)は予備校教師で,本の出版もされているので作家の一面もあり,大変忙しいでしょうが,なんと,You Tubeチャンネルも開設していて,しかもかなり頻繁に動画をアップロードされています。開設時期も2011年頃でめちゃくちゃ早い(リンクはこちら)。

もう,正直なところ,僕のブログ読むよりも茂木先生の動画を見たほうが間違いなく勉強になります。

こんなYou Tubeチャンネルがあったら,世界史の授業なんていらないですよね。

この動画を見て,自分でブログかなんかにまとめていけば,それが一番の勉強になる。

しかも,自分のやりたい時間に,やりたいようにやれる。いいことづくめです。

世界史は高校で必修科目とされていますが,別に,無理に歴史を勉強する必要ないと僕も思っています。世界史なんて全然勉強せずに成功しているユーチューバーたちがたくさんいます。好きなことだけやってりゃいいんです。

ただ,この茂木誠先生のYou Tubeは,とにかくおもしろい。知的好奇心をめちゃくちゃ刺激されるし,「知りたい」という欲求をかき立ててくれます。

僕は,茂木先生の本を読んで,とても刺激を受けました。

茂木先生の特徴というか,一貫した観点というのは,国際社会や政治って,平和とか民主主義とか,そんな理想で動いているわけじゃなくって,結局パワーゲームで生存競争をしているだけというところです。こういった現実的な観点を重視した語り口は,とても僕には魅力的に映りました。

で,茂木先生のYou Tubeの動画は,茂木先生が1人でいろんなトピックについてつらつら話すというものが多いのですが,先ほど説明した現実的な歴史観と,茂木先生自身の膨大な知識量を踏まえた上で,なおかつ論理的に語ってくれていて,とにかくわかりやすい。こんなわかりやすい動画になっているなんて,よほどの知性があるんだろうけど,それを感じさせない。それがまたいい。

僕からすれば,とにかく知識量が半端ない。ほんとうに,歴史,哲学,思想,政治,経済・・・と,言ってしまえば「おかたい分野」の知識量がえげつない。本当に好きなんだろうなと思います。ただ,そんな「おかたい分野」が好きにもかかわらず,語り口は今風だし,内容も歯に衣着せてないから,めちゃくちゃ好感持てる。

もうね,僕の師匠です。歴史の師匠。勝手にそう思っています。

茂木先生が,わかりやすい本を出してくれていたおかげで,歴史に興味を持ったし,なおかつ,You Tubeをやってくれていたおかげで,もっとたくさん歴史のことを知ることができたし,本当に感謝しかないです。たくさんの情報発信をしてくださり,ありがとうございます。引き続き無理なく続けてほしいです。

しかし,こんな茂木先生を礼賛するだけの記事じゃつまらないし,僕のためにもならないので,ちょっと昨日見た動画をまとめてみようと思います。

この動画を見て,この記事を書こうと思いました。リンクは↓です。

自民党の歴史0自民党の歴史1自民党の歴史2自民党の歴史3自民党の歴史4自民党の歴史5自民党の歴史6自民党の歴史7自民党の歴史8

タイトルのとおり,自民党の歴史についての動画です。

全部で8つ。それぞれ結構長いので,全部見るのにはかなり時間かかりますが,僕はおもしろすぎて,2日で全部見ちゃいました(笑)

というか,自民党の歴史を,You Tubeで無料で,ここまで全部語ってくれているなんて,もう本当に,めちゃくちゃ良い時代です。

さっきも書きましたが,全ての歴史の授業は必要なくなりました。「茂木先生のYou Tubeを見て,それを各自自分なりにまとめてください。」歴史はこれで充分。茂木先生の講義の音源もアップしてくれていて,もうね,ひたすらにすごい。

で,ここから動画の内容を一部まとめてみます。自分の知識定着のためです。内容は全て動画で語られているものなので(ちょっとだけ自分の意見を書いてはいますが),いよいよ本当に僕のブログを読む意味はなくなってきますが,いきますよ。

話は太平洋戦争後までさかのぼります。

そもそも,自民党というのは親米(というか対米従属)の吉田茂(自由党)と自主独立を掲げる鳩山一郎(民主党)が,ソ連がバックについていた社会党に対抗するため,両党が合同した結果生まれた政党です。この自由民主党が生まれた年が1955年なので「55年体制」と呼ばれるんです。1950年に朝鮮戦争が勃発したため,ソ連・中国の共産党国家そして両国の援助を受けた北朝鮮,そしれこれらがバックについていた日本社会党に対抗する必要があると考えたわけですね。対米従属と自主独立で喧嘩している場合じゃないという判断だったわけです。

で,吉田茂というのは,対米従属で,国家防衛はアメリカに任せるという立場です。防衛はアメリカに任せて,日本は軍隊を放棄し,経済発展に集中する。これが「吉田ドクトリン」と呼ばれるものですね。だから,吉田茂は,憲法9条擁護派です。で,吉田茂の派閥が「宏池会」と呼ばれるようになりました。つまり,宏池会=吉田派です。吉田茂は,麻生太郎の祖父です。

で,鳩山一郎は,自主独立を目指すという立場で,対米従属とは一線を画しています。現に,鳩山一郎は,ソ連との国交回復(日ソ共同宣言)をやっているんですね(北方領土は後回しにしていますが)。で,この鳩山一郎の孫が,鳩山由紀夫です。

これが不思議ですよねぇ。鳩山一郎というのは,自主独立なんです。なのに,孫の鳩山由紀夫は全然違う。

で,鳩山一郎を源流とする派閥が「清和会」です(この清和会が,森喜朗とか,小泉純一郎とか,安倍晋三とか,21世紀以降の自民党所属首相を輩出しています。)。鳩山一郎の後継者が岸信介です。安倍晋三の祖父ですね。で,この岸信介の功績が,新安保条約の締結です(1960年)。この新安保条約によって,少なくとも建前上は,日本がアメリカと対等の同盟国になったんですね(とはいえ,今でも米軍基地がたくさんあり,属国っぽいですが)。この際,安保反対運動が起きましたが,安保成立後の選挙で,自民党は大勝しました。つまり,安保反対を叫んでいたのは一部の人々(ソ連が送り込んだ共産党工作員が指導したのか,日本社会党の代議士が指導したのか)で,国民としては,安保賛成だったのです。

(ここが不思議なんだよなぁ。テレビでは,安保による学生運動があったことしか報道しないんですよ。僕も安保反対運動の真相なんて全然知らなかった。安保反対デモの後,自民党が選挙で勝ち,新安保条約が国民に追認されたという事実は全然報道されない。うーん,なんでだろ?)

ちょっと今日はここまでにします。

この自民党動画は,めちゃくちゃ勉強になりました。だから,僕もしっかり知識として頭に入れたいので,明日もこの動画をまとめたいと思います。

それではまた明日


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

※内容に共感いただけたら,記事のシェアをお願いします。

↓Twitterやっています。(フォロワーの方が1人でも増えると,僕は大変喜びます。)

古田博大(ふるたひろまさ)よければ,フォローお願いします。

アメブロにも同じ内容で投稿しています(リンクはこちら)。

そのうちnoteで有料記事を投稿するかもしれません(いつになることやら(^_^;))。

※このブログの内容は,僕の所属する企業や団体とは一切関係ありません。あくまで僕個人の意見です。


サポートしてくださると,めちゃくちゃ嬉しいです!いただいたサポートは,書籍購入費などの活動資金に使わせていただきます!