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初めてのストックホルム、最初の最初でやらかした話。

10年以上憧れていたスウェーデンの首都ストックホルムに初めて訪れたのは2016年3月。雑貨屋の買付としての旅。予算の都合とか色々色々あってなかなかいけず「これじゃ、いつまで経っても行けない!」と意を決しての初めてのスウェーデン、なのだけど…。

フィンエアーで日本を経ち、フィンランドで乗り換え。
乗り換え前に手荷物検査を。機内に持ってきていたバックパックとキャリーカートをレーンに乗せて、自分も通過して無事OK。
トレイに乗せてた細々したものをまた入れ直し、今度は入国審査へ。
無事通過して、ようやくほっとひと息。
「乗り継ぎ時間もあまりないから、あとは搭乗ゲートでゆっくりしよう。」

搭乗のアナウンスが始まり、パスポートとチケットを手に搭乗口へ。
「ん?」「あれ??」
心臓がドキドキ。
「何かが足りない。」
!!!
手に持っていた"アレ"がないー!!
そう、荷物を運ぶために持ってきたキャリーカートをどこかに置いてきてしまったのです。
おおおおおおぅぅぅぅぅぅ。
スタッフに事業を説明し、アタフタ。
「戻れますか?」と聞くもどこで失くしたか思い出せない(冷汗)
「どこに置いてきたんですか?」と聞かれ答えに困る私。
「どこに置いてきた?私!!」と考えるも焦って思い出せず…。
結局、キャリーカートは諦め「大丈夫です。」と答え、そのまま機内へ。

さて、どうしよう。どうしたもんか。
初めてのストックホルム、右も左もわからないのに、あの段ボールをどうやって運ぼうか…。そしてバックパックもある。
機内ではそんなことばかり考えていたけれど、考えても仕方ない。
ないものはないんだから、どうにかしてホテルまで運ばなければ。
頭を切り替え、機内ではゆっくりすることに。
そして、いよいよその時が。
無事ストックホルム、アーランダ空港に到着。
ターンテーブルから流れてくる段ボールを拾い上げ、
「ビニール紐を十字に縛ってきた私!えらいぞ!」と心で自分を褒めつつ、顔は平然としながら、思い段ボールを両手でもって出口へ。

1階のカウンターで、中央駅行きのバスチケットを買っていざ外へ。
バス停が何個かあって、それぞれが遠い…。
どのバス停かわからず、近くを歩いていた男性(イケメン!笑)に聞いたら、その男性もわからなかったようで、困っていた。
「大丈夫です。ありがとう」と言って別れ、歩いていたら、その男性が戻ってきて「たぶん、あのバス停だよ」と親切に教えてくれた。
ありがとう、ありがとう。なんて優しい。思い段ボールを持ちながら人の優しさに心救われました。

半泣きで段ボールを持つわたし

バスは1時間に1本くらいのペース(だったような)で、ようやくバスが到着。バスの運転手に「わーお!」と言われながら段ボールを預ける。
「すごいでしょ?」と言いたかったけど、ヘトヘトでそれどころじゃなかった…。
バスに乗り込み、ホッとしたのも束の間、今度は中央駅からホテルまで行かねば。でもとりあえず、着いてからまた考えよう。

バスから撮った写真

まだまだ試練は続のでした(笑)
長くなってしまったので、続きはまた次回。

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