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苦戦、苦戦の連続

想夫恋の焼そばは、使う材料は同じですが「店ごとの味」があります。

基本的な材料はどこも同じでも、焼き手の微妙な加減の違いで随分と味に差が生まれる(それをよしとしている)少し変わったフランチャイズチェーンです。

僕自身、これまでは「父親の味」が正解だったんですが、約7ヶ月の研修期間中に、何人かの焼き手さんに教わって、それぞれの「焼き方」を見て勉強してきました。

本店で習った焼き方。
久留米でベテランさんから習った焼き方。
父親の焼き方。
あの人の焼き方、この人の焼き方。
どれもこれも、違う焼き方で、ヘラの使い方も違えば、脂の量、タレの量、火加減、麺の茹で加減、胡椒の量、完成させるタイミング、全部がひとそれぞれ。

まぁ、普通に考えれば、ここまでそれぞれのスタイルで調理していれば「店ごと、焼き手ごと」に味が変わるのは当然の事なんですが、さて、僕はどこに照準を合わせて焼き方をマスターすればいいのやら。

守・破・離

正直なところ、「僕自身の味」なんてものはまったく求めていません。
何が正解かわかんないんですから仕方ないですよね。
その店の「正解」とされている「焼き方」で、それに合わせて焼くこと以外にできることはありません。(今はまだ)

当然、今は父親の焼き方・スタイルを模倣して、その仕上がりを近づけようとしているわけですが、これがまた特殊でどうにも難しい…

本店や直営店では、見ることのなかったスタイルなのでその焼き方を覚えるまでにどうしても時間がかかってしまって、

「なんか違う…、こうじゃない…、本店ではこうだったけど…」

余計な考えがグルグル頭を巡ります。

1月から毎日一緒に店に入るようになって、3週間が経ち、ようやく感覚が掴めてきたきがします。
常連さんからも「おいしい」という声をいただくようにもなってきました。
何とか今日も前に進んでます。(たぶん…)
また今日も正解に、一歩近づいたようで、離れていく。
それの繰り返しです。

余計なことを考えずに、直球勝負ができる体を早く作らないと。

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このブログは、飲食店経営を受け継ぐ二代目としてコロナ禍で何を感じ、何を考え、どう行動していくかを記録していくものです。家族経営の課題や自分自身の問題、学び、挑戦を記録していきます。
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