見出し画像

【ネタバレ考察】映画『ウエスト・サイド・ストーリー』「リメイクは難しい」「殺伐感が足りない」「ダンスは良かった」


『運だぜ!アート』ツイッターアカウント

「名作のリメイクは難しい」と感じました。百戦錬磨のスティーブン・スピルバーグが監督をやるということで、とても期待して映画館へ行きました。

冒頭の勢いはとても良かったです。このままニューヨークの悪ガキたちがどんな悪態を付くのかに胸がワクワクしてきました。

しかしながら、途中から「なんか違うぞ」という気持ちになって来たのです。

理由は「ギラギラ感」とか「ヒリヒリ感」がないからです。

出演している俳優たちがあまりにも「綺麗すぎる」のも大きな理由だと思います。これから命をかけて戦う不良少年たちに刹那的な生き方が見えてこないのです。

それとこれから「駆け落ち」する若いトニーとマリアの恋の行方を応援したいと思えなかったです。

オリジナル作品である映画『ウエスト・サイド物語』は何度観ても、心が奪われてしまいます。それと先に観た映画『イン・ザ・ハイツ』も同様に心の琴線を揺さぶって来ました。

ミュージカル映画において、歌とダンスのバランスってとても大切だと再認識させてくれたことは勉強になりました。

料理で例えるなら、メインも大事ですが、前菜やデザートがあってこそだと思うのです。音楽と踊りの場面は全俳優が「全力投球」って感じで、なんとなく心が引いてしまいました。

ただ今回は吹き替えで観たので、次回は字幕でもう一度観ようと思っています。
パンフレット(スペシャルメイキング・ブック)が高いです。


『運だぜ!アート』の激アツ評論へGO!


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?