東大大学院オンライン入試って本当?
東大の大学院がオンライン入試になる、という記事を見つけました。SNSでは「オンラインにしたらカンニングする人がいるんじゃないか?」との質問に対して「Google検索を前提に問題を作っています」と言うのが東大側の回答らしい。
これは個人的にとてもいい傾向だと思う。
数年前に娘の学校の保護者会の前にある講談を聞いた時のことを思い出す。
名前を聞けばどんな人でも「あの大学ね」と名の知れた大学の教授の講談だったのだけど、彼女は娘の学校(以下、Y学園)の卒業生。
だから中高生たちのSNS使用の危険性を話すのと同時に、現在の大学生の研究論文についても言及してくださった。
「お母さま方、信じられないかもしれませんが卒論を書く時Twitterから引っ張ってくることが多いです。その代わり、その記事のソースは何かを追いかけて嘘じゃない論文を書いています。・・・続。」と仰っていた。
さらに学生たちに言っているのは「検索能力をあげよ」とのこと。
インターネットが生まれた時からある環境に育っていながらも、検索能力となると個人差がかなりあるのだそう。
「あああ、それ、それ。わかる!」と思った出来事が最近あった。
私のマーケティングの師匠とのディスカッションの時、お互いの思い込みのせいでずれた議論になった時のこと。
具体的にいうと『普段コストコに行く人達はどんな生活をしているか』について議論していたのだけど、わたしはコストコヘビーユーザ。彼はコストコ未経験者、だから想像とコストコに行った人の話とSNSのから情報を集めていた。
コストコユーザーなら分かると思うけど、スーパーに会費を払って買い物をするなんて普通は考えられない。
それでも、その会費を払ってまでも買い物に行く客層・・・しかも毎回買い物時に見るレジでの光景。みんなこぞって数万円支払いをしている。
なんなら、BMWが電気自動車を展示販売していた時にたまたま車を眺めていたら「あの~、コレください。」と初老のご夫婦がまるで大根を買う時に八百屋の大将に言うようにBMWを買っていった。
この印象が強く「コストコユーザーは豊かな暮らしをする人」という印象があるのに対して、私の師匠は「大量に安く買いたい人=大衆向け」というイメージを持っていたのだ。
議論がかみ合わなくなったところで、師匠からポンっとメールが届いた。
「ごめんなさい、僕の思い込みでした。この記事を読んだところあなたの意見の方が正しかったです。」という文章と共にある記事が付いていた。
https://www.businessinsider.jp/post-168737
なるほど、やっぱりそうか。
10年以上のコストコユーザーのわたしが薄々感じていたのは、戦略によって客層を変えていたコストコ側の意向を感じ取っていたのだ。
それにしても彼の検索能力はすごい。
毎回何をきいてもサクッとソースを出して説明してくれる。
私よりも一回り以上歳が若いからか、彼の検索能力はいつも目を見張る。
ちなみに私が検索してもこの記事は出てこなかった・・・
生活する上で検索能力は本当に必要。Googleも度重なるアップデートで最近は検索しても本当に欲しい記事が出てこなくなった。
こういう時にどうするか?娘たちに聞けば「美容についてはTwitterかインスタで探した方が正確な情報が出てくるよ」とのこと。
Twitterを検索媒体と考えていなかった私は検索能力をあげなくてはいけないひとりでなのである。
さーて、今日の夕飯は何にしようかな。ググって考えよう!(ググるってのももはや死語なのかもしれない。)
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