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Amazonオリジナル映画「HOME STAY ホームステイ」ネタバレ感想

原作の森絵都さんの「カラフル」が大好きな私。

Amazonプライム会員じゃなかったけど、CMで見てめっちゃ気になって、思わず登録して本日早速試聴しました。

結論から言うと…前半は良かった!

でも後半は…オリジナル部分にツッコミ所が多すぎて、総じて残念な気分になりました。

ここからはネタバレ注意

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天使の設定が「管理人」に変更され、色んなモブキャラに憑依して演じられたのは凄く良かった!

うんうん、天使が実写に出ちゃうと妙に作り物感がしてしまう可能性もあるし、いろんな俳優さんが演じるのを見れるのは映像化としてとても良い変更点かと!

課題がちょっと変わってる理由はちょっとよくわからないけど、まぁ砂時計の演出もわかりやすくて良い感じ。

ヒロインたちは名前も設定も変わってる…(そもそも中学生が高校生になってる)けどまぁ現実的な設定になったという感じかな。やっぱりひろかのことを最終的に肯定してあげる(?)ような描写は難しいのかな…。

原作の登場人物は、内面が綺麗事だけじゃないグロさがあるのも好きだし、ひろかの独白が個人的にクライマックスだから見れないのは残念だけど、まぁしかたないかな。

ヒロイン達の名前変更に対するフォローなのか、街頭演説の「佐野ひろか」は遊び心があってなかなかよかった。(原作のヒロインはひろかと佐野唱子)

しかし後半から雲行きが怪しい…。

自分の遺書を読んで、あきらちゃんの事書いてないからってあんな当たり方する?

ってか原作の唱子ちゃんと違ってがっつり幼なじみなのに、いっさい遺書に書かれていないのはあまりに不自然。

そして事故でかばってくれた母親への心理描写なさすぎない??故意ではないにしろ、あんな状態にさせたのに、母親の状態への心配とか、真への謝罪の気持ちとか皆無なの??シロくん、やばすぎない??

マスゲームの下絵が無くなった…って、直前なんだからほとんど完成してるのでは?違う絵に差し替えって、100日かけて下準備してるもの数日で作りかえ、どう考えても無理やろ??

そういえば、私の中でもう一つのクライマックスである父親の仕事関係のドロドロもオールカットなのか…。

美月先輩を同性愛にしたのも、まぁアリなのだけれども葛藤が…もっとドロドロとした独白できなかったのかな…。

なにより、あきらちゃんの描き方が転生してすぐがっつり優しく絡んでるし、以前からもそうだったっぽいし、真の目に写ってなかったはずがないじゃん!!

なんかなー…真の見ていた世界と、後でわかったそれぞれの登場人物の内面のギャップが良いのに、あんまりリスタートした感が無いよ…。(あきらちゃんなーんも変わってない)

映画タイトルを変えたフォローで、カラフル描写が各所あるのは良かった。

でも全体に、オリジナル部分の詰めが甘くて、モヤモヤが残る仕上がりでした。

んーーーー前半はちょっと期待できただけに、残念!!

原作未読の方は、ぜひ見てほしい!!!切実に!!!

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