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聖域 byコムドットやまと

こんにちは。今回は8月31日に発売されたコムドットやまとの初の著書、聖域のレビューをします。一言で感想を言うと、かっこよすぎる。外見だけでなく、頭の中までかっこいいのかと度肝を抜かれました。口だけではなく、結果を伴っている人の話だから説得力もあるし、主張に一貫性があったのでとても読みやすく、自分のものにもしやすかったです。それでは要約とそれの感想を伝えていきます。目次にあるのが一部編集したやまと自身の言葉です。

自分がイケメンなことと、周りからどう思われているかは、あまり関係がない。

自分が自分であることは他人ではなく、自分自身に依拠する。後述の人の目を気にしないこととよく通ずるところ。

人生は勝ち負けじゃないなんて言葉はクソ喰らえだ。「負け」という選択肢を消した自分にとって、やめるという概念自体がない。だから、「売れるまでやり続ける」と決めたコムドットにとって、もはや失敗はないのだ。

世の中にどんな出来事が起きようとも、それにどんな意味を与えるかは自分次第である、というアルフレッドアドラーを彷彿させる考え方だ。

常に何かに疑問を持ち、興味を持ち続けたおかげで「物事の本質を探す」癖がついた。

何のために今自分が行動しているのかを理解することで物事の本質に近づくことができる。後述の自己目的化しないこととよく通ずる。

「好きなことが見つからない」「夢の探し方が分からない」に対する答えは至ってシンプルで、二つしかない。「外に出ろ」「自分を知れ」

自分が何が好きか知りたいのに自分を知らなければいけないのはもちろんであるし、自分が何に興味があるのか知らずに夢を探すことは、バスケを知らない人がバスケ選手を目指すくらい無謀である。

夢を見つける前には、間違った思い込みを排除し、自分には無限の可能性があることを認め、他人の声よりも「自分の心の声」に耳を澄ませるべきだ。

自分の今までの人生、敷かれたレールをそのまま歩んできた人は少なくないはずだ。その過程で人は無意識のうちに自己を否定し、他人に否定されてきた。そんなことを振り払って、自分の可能性に挑戦してみるのもの良いではないだろうか。

あなたの夢を決める権利は、あなただけが持っている。

この言葉もまた、われわれは他者の希望を満たすために生きているのではない、というアドラー心理学の言葉を彷彿させる。自分の人生を自分が生きずに、一体誰が自分の人生を生きてくれようか。

夢は、何度だって更新したっていい。

そもそも夢って一つにしないといけないものではないし、ずっと同じものを追い続ける必要はない。

自分を知るには、過去と対話するのが最も手っ取り早い。

自信には根拠があるが、それは自分しか知らないし、知っているのは自分だけでいい。

やめたいことはすぐにやめるべきだ。やめることのできない理由は大抵自分の外側にあるが、他人の声よりも「自分の心の声」に耳を澄ませるべきだから、やめたいことは今すぐにやめろ。

自分の人生の責任を負えるのは、自分だけなのだから、自分の人生を他人に委ねてはいけない。

咲く場所も咲き方も自分で選ぶ。自分の人生を、誰にも邪魔させない。

置かれた場所で咲け、という言葉があるがこれまでやまとの考えを読んできた人ならこの言葉は能動的ではなく、受動的な言葉に過ぎないということに気が付くだろう。自分の人生の行方を少しも他人に委ねたくない人は今後この言葉を聞いてもちっとも感動しないだろうし、嫌悪感すら抱くかもしれないですね。

夢を見つけたら、「目的」と「目標」を考える必要がある。

目的をはっきりさせて強く意識したからこそ、目標に対してまっすぐになれる。自己目的化(元々手段であるはずのことが目的にすり替わってしまうこと。)を防ぐことが夢を追い続ける中でとても大切。

夢をかなえるための努力は見積れないから、ただ夢が叶うまでやるだけ。

夢を描いた時点では想像できないようなことが待っているから、夢が叶うまでやる、とだけ決めておくと良い。

やりたいことを見つけたら、準備をしている時間は全くない。

理由は二つ。一つ目は、夢は、行動を起こさないと腐ってしまうナマモノだからだ。諦めるための理由探しに時間を使ってはいけない。二つ目は準備にはきりがないから。たとえどんなに準備したってうまくいかないことはあるし、うまくいかない経験を早くたくさん積むことも成功するのには必要なこと。

夢の吸血鬼から逃げよ。

自分が夢を諦めたからって、自分のことを否定した奴が責任を取ってくれるわけではない。夢をかなえるのは、ほかでもない、あなただ。

嫌われる勇気

なぜ人の目を気にしないのか。それは単に誰も自分のことを見ていないからだ。自分にスポットライトが当てられるのは何か行動を起こしたその瞬間だけ。次に瞬間にはスポットライトは次の人に向いていて、みんなそっちを見ている。人生はこれの繰り返し。犯罪者がなぜ有名になるのか。何の罪もない人間を殺めたことが世の明るみに出たその瞬間だけ、ほんの数日、テレビや新聞に出るが、数日後にはまた別の犯罪者にスポットライトが当てられて、すぐに忘れられる。人間は皆自分のことで精一杯で人のことを気にしている暇なんてどこにもない。

「オリジナル」は存在しない。

クリエイティブはすべて模倣から始まるため、オリジナルは存在しない、と割り切ることが大切。多くのことを摂取し、それらをかき混ぜて、そこに自分なりの表現を足す。

偉人ではなく、異人を目指せ。

現代の資本社会で選ばれるには希少性が不可欠だ。人とは違った個性を見せることで異人になることができる。

僕の人生に失敗はない。ただ、学機があるだけだ。

学ぶ機会と書いて、学機だ。失敗を失敗と捉えなければ、それは失敗ではない。屁理屈かもしれないが、失敗であるかどうかを決めるのは他人なんかではなく、自分だ。唯一の失敗は、失敗を恐れて挑戦しないことだ。これもまたアドラー心理学が色濃く反映されている。

これで本の一通りのまとめは終わりです。さらに詳しく内容を知りたい方はぜひ手に取ってみてください。一章読むだけでもかなり刺さるものがあります。ほかのメンバーが書いたところや、Q&Aもあり、とても面白い内容がたくさんあります。

僕がやまとの考えを一言でまとめるとしたらそれは、何事も自分優先、だと思います。周囲の反対よりも自分の心の声に耳を傾け、失敗を恐れず、やり遂げるまで諦めない。口で言うだけならものすごく簡単だけど、いざ行動しようとするととても難しいことを継続できているやまとはすごく尊敬できます。

アドラー心理学に関する考えがやまとの思想には色濃く出ていました。なので次回は「嫌われる勇気」のレビューをしたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。お読みいただきありがとうございました。

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