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三人の狙撃者(1954年)

シナトラがアカデミー助演男優賞を獲った「地上より永遠に」の次に出たのが、この作品らしいです。
意欲的な悪役、サイコパスではあるけれど、こじんまりした仕上がりの作品です。
犯人が人質に背中を向けたり、人質の母親が子供と離れることに特に不安そうでなかったり、人が殺されているのにみんな平静だったり、人質同士でコソコソ話したり…。
現代の目で見ると、リアリティがないというか、のんびりしている作品です。
なので、全然ドキドキハラハラしなかったです。最後に悪は成敗される時代なので、結末も最初からわかってるし。でも別にそれが悪いわけじゃないのですよ。
シナトラがほぼカメラに向かって話しているシーンがあり、それも斬新な演出だったのかな。
サイコパスもどんどんエスカレートしている現代の基準では、そこまで狂っている感じはしませんでした。
77分しかないのもコンパクト!

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