正源宗之の雑歌詩集より『戯れの詩』

こんなものかと問いかける
そんなものだと答える私
いったい何がこんなもの
利害が絡めば鬼にもなる
歴史辿れば歴然と
君もきっとわかるだろ

こんなものかと問いかける
そんなものだと答える私
いったい何がこんなもの
しょせん世の中　男と女
騙し騙され生きている
君はどっち　騙す方

こんなものかと問いかける
そんなものだと答える私
いったい何がそんなもの
運のよいモノ　悪いモノ
持って生まれて生きている
今更愚痴るの　やめようか

そんなこんなと考えて
日がな一日経っていく
いったい自分はどうすればいい
生きてることってそんなもの
どうせいつかは終わるもの
同じことなら　騙そうか

　　　　『戯れの詩』　正源宗之

(正源の娘のひとり言)
正源さん、まだまだ渦中の件から抜け出せない日が続きそうです。
こんなもんですよね人の世って。
ケセラセラで生きなさいってことですかね。
現在が過去になって
いつかは終わるのですよね、
事も、モノも、人も。
人の一生なんて短いからゆっくり生きたいと思うのに、
早く時間が過ぎて早く過去になってしまえと願ってしまうんです。
少しでもみんなが、気持ちが軽くなればいいなと思うんです。