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『HSCの子育てハッピーアドバイス』子育てで救われたおすすめの本

こんにちは、うっかりパパ(@Ukkaripapa_adhd)です(^^ゞ

私の長男はどうやら『HSC』っぽい。

妻は初めての子育てで、長男の扱いに大苦戦!
一時期、「このままだと愛情を持てなくなる」と泣いている時もありました(>_<)

そして、私は『ADHD』です。
長男の性格は私とそっくりですが、妻を困らせている行動は、『ADHDの特徴』とは少し違いました。

妻が子育てについて、いろいろ調べていると『ある本』に出会いました。

そして、今まで理解出来なかった長男の行動が理解できるようになり、著者の言葉に救われました(*´▽`*)
その本を少し紹介させて頂きます!

※HSC(Highly Sensitive Child)『すごく敏感な子ども』

感覚がすごく敏感で、周りが見えすぎてしまう。
人の行動はもちろん、音や光やにおいなど、人によって敏感な感覚は違うが
周りが気になりすぎて、すごいストレスを感じてしまう。などなど。


著者 明橋大二 について


HSCの子育てハッピーアドバイス

著者の明橋大二先生は、京大卒で、本業は心療内科の先生です。

心療内科の先生がなぜ本を?

多くの悩みを持つ子どもを診察していると

『発達障害』でもない・・・
『虐待』や『いじめ』を受けているわけでもない・・・
でも何故か、普段の生活や学校ですごく苦労している子がいるっていうことに気が付く。

そしていろいろ調べると、『HSP/HSC』という特徴がある事を知ります。

しかし、これらの専門書は当時はとても少なく、5人に1人いると言われているが世間でほとんど認知されていない。

心療内科の専門医として『発達障害』と合わせて『HSP/HSC』の知識持つ必要がある。

なにより、子育てで悩んでいる人が必ずいるので、そんな人は絶対に知っておかないといけない。

という事で、HSCの認知を広める為にこの本を書いたそうです!
明橋先生、本当にありがとうございます

ちなみに
『HSP』=「Highly Sensitive Person」=『ひといちばい敏感な人』
『HSC』=
「Highly Sensitive Child」=『HSPの子どもバージョン』
※『HSC』
の『HSP』より後に発見されたので認知は更に低い。


この本のメリット

なんといっても読みやすい!

【読みやすい理由】

  • マンガスタイル(ほぼ全てのページにカラーマンガやイラストが!)

  • 文字が大きい 

  • ポップな感じ(イラストでちょっと笑える感じで描かれています。)

本を全く読まない妻が、すらすら読んでいました Σ(゜o゜)
親だけでなく、子どもも読めるようにこういうスタイルにしているらしいです。

そして何より子育てで苦労している母親に寄り添った内容!
お医者さんが書いたとは思えないです(^^)


寄り添った内容

  • 子どものことで悩んでいるということは、それだけ、子育てを頑張っている証拠です。

  • 親である自分の長所を挙げてみましょう。
    「いや、そんな長所はありません。ついつい子どもを怒ってしまうし、ご飯も適当にしか作れないし」と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
    少なくとも、子どものために、この本を買って読んでいる、それだけで、じゅうぶん素晴らしい親御さんだと思います。


子育てをしている親の不安

とにかく子育ての不安(子どもの行動)を、具体的に分かりやすく描いている

  • 好きな物しか食べない

  • 赤ちゃんが寝ない、少しの音ですぐ起きる

  • 機嫌悪くなったら癇癪を起こす

  • 集団生活が苦手(幼稚園に行きたがらない、不登校になる)

そんな風に「他の子と違う」とか「思った通りにいかない」とかで 悩んでいる母親に対して、

  • それはダメな事じゃなくてHSCの子にとっては普通のことだよ

  • そして、そんな時はこういう風に対応するといいよ

  • そして見方を変えれば長所にもなるんだよ

と、悩みを解決してくださっています。

短所ばかりが目につきやすいのですが、
HSCだからこその素敵な長所もたくさんあるのだと、教えてもらえました。


息子の理解できない言動を理解できた

育てにくい子は、長い目で見れば、心配のない子だ」ということを知りました。

【息子の育てにくさで一番悩んでいたこと】

  • 癇癪が激しく、文句も多い

  • ささいなことで大騒ぎする

  • ちょっと注意しただけで逆切れする

  • 上手くいかないと八つ当たりする

  • 被害妄想的にとる

  • 過度に落ち込むのでフォローが大変

HSCで、なおかつ刺激を求めるタイプや、感情反応が強い子は、
上に挙げた特徴を持ち、育てにくいと感じることが多いようです。(その詳しい理由はこちらへ

行動的だけど、すぐに押しつぶされてしまい、求めている平和が簡単に崩れるそうです

本当はひといちばい傷ついて、助けを求めているのに、それをうまく表現できず、逆切れしたり、意地を張ったりする、という形で出すので、わがままと取られて、余計に叱られて、また傷つく、という悪循環になってしまうのです。

こういう子に必要な事は、自分をコントロールする力です。
そこで大切なのは、自分をコントロールしてくれる親の存在です。

まずは親が少し落ち着く必要があり、共感し、言葉で伝えるなどの対処法を教えてあげると、素直に聞くことが出来ます。

その一方で、小さい子の面倒を見たり、家族のケンカの仲裁をしたり、優しい面もあります。

~著者からのメッセージ~

付き合うのは少し忍耐が必要です。
ただ、これは決して親の育て方のせいではありません。
その子の持って生まれた性質なのです。
むしろ、安心出来る環境だからこそ、自分の素を出せるということでもあり、子育てが上手くいっている証拠です。
少し時間がかかりますが、成長するうちに、逆に優しさや豊かな感受性といった、その子の長所が発揮されて、素晴らしいお子さんに育つに違いありません。

妻は、育てにくさから息子への愛情を注げなくなる不安と、自分の子育てに自信を無くしていたのですが、

息子の気持ちを理解することができ、子どもを信じて寄り添うことが出来るようになりました


『HSP/HSC』は、なぜ存在するのか?

私個人的には、子育てに関することもすごく勉強になりましたが、
『HSP/HSC』は、なぜ存在するのか?

という事が書かれていて非常に興味深かったです。

≪生き残る為に必要な特徴≫

世の中には

  • 『大胆派(非HSP)』

  • 『慎重派(HSP)』

という2種類の人間が存在する。

しかもこれは、人間だけでなく多くの生物で同じ。

  • 『大胆派』が、新しい場所を開拓し、切り開いていく。

  • 『慎重派』が、『大胆派』が間違った選択をして、種が絶滅しないようにブレーキ役となる。

『種』が生き残る為に、『HSP』『非HSP』も必要で、意味があるんです。


まとめ

とにかく、この本に妻は救われました!

長男が4歳くらいの時にこの本に出会いましたが、読みながら泣いてました・・・

  • 子どもの事が分かる。

  • 間違っていない事が分かる。

  • 周りを気にしなくなる。

私たちの親にも読んでもらいました。
しかし、幼稚園の先生でも、HSCの認識は少ないみたいで、世の中にはまだまだ認知度が低いです。

『発達障害』と同様、『HSC』という特徴を、正しく、多くの方に理解していただければと思います!

この記事を読んでくださったあなたも、
それだけで、子を思うじゅうぶん素敵な親御さんだと思います。
もし同じような悩みを持っていらっしゃったら、
ぜひこの本を読んでみてください!


最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、うっかりパパでしたσ(^_^;)
ではまたっ!!

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