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話題の音楽生成AI「Suno AI」で90年代のUKロックを作ってみた結果

こんにちは!インター・ラボ株式会社でございます。
今回は、今話題の音楽生成AI「Suno AI」がいかほどのものなのか試してみました。クオリティの高い音楽が生成できると話題ですが、その実力とは…?

「Suno AI」とは?

Suno AIは、テキストから音楽が生成できるAIサービスです。これまでにも、音楽生成AIのサービスがいくつか登場していましたが、歌詞やボーカルの自動生成ができませんでした。
しかし、Suno AIはなんとテキスト入力だけで、歌詞、ボーカルを含めすべてを自動生成してくれるのです…!!たまげたぜ…

しかもしかも、日本語でも生成可能!!
これはありがたい。
それでは早速使ってみましょう。

Suno AIで楽曲生成

新規登録 or ログイン

こちらがSuno AIにアクセス時の画面。

右上の赤枠内、”Make a song”をクリックすると新規登録、ログインをすることができます。グーグルアカウントを使っての登録もできますので、簡単に新規登録できます。

ダッシュボード画面

こちらがログイン後の画面。

ダッシュボード画面

中央にはSuno AIで生成された人気の曲が並び、試聴することができます。

毎日50credits付与される

赤枠内に"50 credits left"と記載してあります。楽曲をひとつ作るごとに10クレジット消費されます。無料プランのBasic Planだと、1日に5曲まで、毎日50クレジット付与されます。
※Basic Planは非営利での利用のみです。商用利用したい場合は、Pro Plan、Premier PlanなどPro Plan以上のプランを選択しましょう。

楽曲生成

楽曲生成は赤枠内"Create"を選択します。

Createを選択し、楽曲生成へ


Custom Modeオフの場合

Custom Modeをオフにしている場合は、どのような音楽を生成したいかというプロンプトを入力します。日本語で入力してもOKです。
それでは早速、プロンプトを入力してみます。
今回は「music with a 90’s UK rock vibe(90年代UKロック風)」というプロンプトを入力しました。後は、"Create♫"ボタンを押せば生成が開始されます。

赤枠内が生成された楽曲

数秒~数分程度、思っているよりは早く曲ができました。
曲は40秒~1分20秒の長さのものが2曲生成されます。
早速聞いてみましょう。

実際に生成された楽曲


すごい!!!!!!!!!!
多少音声合成感のある歌声ですが、自動で生成された歌声にしては期待以上のクオリティです。90年代っぽさが出ているかは判断しかねますが、ちゃんとUKロック風の楽曲に仕上がっていますね!

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             

Custom Modeでの生成

続いてカスタムモードを使って生成してみます。
カスタムモードは"Create"ボタンをクリック後、"Custom Mode"をオンにすることで使用可能になります。

赤枠内をクリックでカスタムモードオン


①赤枠内:ここには歌詞を入力。"Make Random Lyrics"をクリックすると、歌詞の自動生成も行ってくれます。
②黄枠内:ここには音楽のスタイルやジャンルを入力します。ここに入力する内容によって曲調が大きく変化するので、色んなワードをいれて試してみるのがおすすめです。
③青枠内:こちらにはタイトルを入力します。

それではカスタムモードを使って実際に生成してみましょう。

カスタムモードを使った楽曲生成

今回は日本語の楽曲を生成してみたいと思います。
歌詞はGoogleのAIである「Bard」を使います。
Bardに入力したプロンプトはこちら。
働くすべての人たちの不平や不満、うっぷんがはれるような歌詞を書いてください。

生成された歌詞がこちら

絶妙にありそうな歌詞ができあがりました。
この歌詞を使って生成していきます。

曲のスタイルは「UK Rock, Band」

歌詞、ジャンル・スタイル、タイトルを入力。
そして生成された結果がこちらの2曲です。


いかがでしょうか。しっかり日本語のUKロックが出来上がっています!所々、日本語の読みが明瞭ではない箇所がありますが、全体の仕上がりは良いのではないでしょうか。

まとめ

Suno AIは予想以上にクオリティの高い音楽が生成されることに驚きです。
生成された音楽をもとにアレンジなどを加えて楽曲を作る、ということもできると思います。AIの進化がとまりませんね…
皆さんもぜひSuno AIお試しあれ!!


おまけ

ジャパニーズロック風に生成した曲(カスタムモードオン)
ロックというワードいれたわりには、男性アイドルグループのような雰囲気の楽曲に仕上がっています。

北欧風メロデス風に生成した曲(カスタムモードオフ)
こちらはなかなか良いできです。筆者の好きなジャンルですが、クオリティの高さに驚きです。

2000年代エレクトロニカ、フレンチ・ハウス風に生成した曲(カスタムモードオフ)
こちらの例は、失敗です。ダフトパンクっぽい音楽の生成を目指してこのようなプロンプトを入力したのですが、がっつり歌詞が入っている、かつフランス語歌詞になっています。"フレンチ"というワードに引っ張られたんですね…

以上Suno AIで作曲してみた結果でした。

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