信頼がないことの悲しさ。同じ会社で働く意味はあるのでしょうか。
昨日、私の部下が他部署の責任者にいろいろと質問攻めにあっていました。その責任者は他人の意見に過剰に反応する人で、一度火がついたら消えるまで時間がかかり、根に持つタイプなので、私はそのやりとりを聞く耳を少し立てながら、静観していました。
内容は、ある仕事で事故が起こりそれについての質問でした。部署間の責任を記入するところがあり、他部署の責任者は自部署の数字割合が高かったため、真相を知りたくて、担当の私の部下に聞いた次第です。
単刀直入に今回の事故の原因が何がポイントだったのか、を聞けば良いのに仕事のスタートから、トラブルまでの間に誰がどのように携わったかを、こと細かく聞いていました。途中、「口答えせずに、俺の質問だけに「はい」「いいえ」とだけ答えれば良い」といったニュアンスの言葉も聞こえてきました。
まさに誘導尋問。他部署の責任者にとって、私の部下は仕事の取り組む姿勢に対して良い印象を持っていません。なので今回の事故の責任について、自分を良く見せるために真実をねじ曲げたのでは、というのが深層心理にあったのでしょう。そのやりとりは40分くらい続きました。私の部下は何が知りたいのかすら分からない尋問でした。
私の部下は我慢強い方ですが、途中、声を荒げる場面もありました。本人のモチベーションや会社に対する忠誠心が場合によっては、大きくマイナスにもなるようなシーンです。
もう嫌だ。結局のところ信頼していないんですよね。担当直入に聞けば良いものを回りくどく聞いて、まるで刑事が犯人の矛盾を追いかけるのとまったく同じ。これが同じ会社で起きているなんて。
これ以外にはわが社はお互いを信頼していないことがたくさんあります。こんな組織、意味があるのでしょうか。信頼がない組織はいっしょにいる意味があるのでしょうか。それならいっそのこと、各部署は独立採算して、好き放題した方が良いんじゃないか。
私、この会社、早く辞めたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?