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"マイクロツーリズム的まちあるき"のすゝめ

突然ですが、家の近所を1日ガイドできますか?!
丸1日ガイドするには数箇所の見どころがないといけないですし、
せっかくガイドするなら、心からおすすめできる場所を紹介したいものです。

でも、自分の近所って全然魅力ないなぁと思ってしまったとき、
取り入れるべきは「マイクロツーリズム的まちあるき」です。(私の造語)

そもそもマイクロツーリズムとは、

自宅から1時間から2時間圏内の地元または近隣への宿泊観光や日帰り観光を指す。

『ウィキペディア(Wikipedia)』

だそうです。すなわち、近場の観光地に行こうぜ、ということです。

こうしたマイクロツーリズムに触発され、
私は「マイクロツーリズム的まちあるき」を提案します!!

"マイクロツーリズム的まちあるき"とは…

1.マイクロツーリズムよりも更にマイクロ!
 自宅から1時間以内のごくごく近所のまちあるき、もはや散歩です。

2.ただの近所を観光地にしちゃう能動的なまちあるき!
 名所やおもてなしに受け身になる観光ではなく、自らの地元の魅力(→観光資源)を発掘する、もっと近所を好きになっていくまちあるきです。

観光といえば、有名な絶景や名所があったり、楽しいアクティビティがあったり。いわば、観光資源(魅力)を消費して楽しむ行為です。

これを遡って考えると、
地域の魅力の原石を最初に見つけ出した誰かがいて、それを多くの人に楽しんでもらえるように磨き上げてきた結果が、現在観光地とされる地域の魅力になっているはずです。

だとすると、自分たちの地元くらいは、
魅力を“消費する側”ではなく、地域の魅力を“つくる側”に回ってもいいのではないか?!
そうやって見つけた小さな地域の魅力を、地元の人たちで交換したら自分たちの地域をもっと楽しめるのではないか?!

ということで、
私は「マイクロツーリズム的まちあるき」で、近所の魅力を探しに出かけてきます!(実践記録も後日で共有します)
さらに!近所の魅力を語ってくれる人と、まちを歩きに出かけます!

また、魅力的な地域には、「マイクロツーリズム的まちあるき」の姿勢が満ち溢れていると感じています。

私が魅力的だと感じる地域は、

  • 地元の人が自らの地域を愛していて、

  • 自分なりに見つけた地域の魅力を、自分の言葉で語り、

  • 地域外から訪れた人に対しても、一緒に共有してくれる

そういう人がいる土地の魅力に、私は心を動かされます。

地域の魅力の粒が大きいか小さいかではなく、
地元の人々に愛されている地域こそ、魅力的な地域なのです。

私はもっと、自分の地域を愛したい。
もっと愛するための「マイクロツーリズム的まちあるき」というわけです。

実践のこころえ

さっそく出かける前に、ちょっとだけ蛇足。
「マイクロツーリズム的まちあるき」っていいな!と思っていただいた方に向けて、
私と一緒に今日からスタートできるように、実践するためのコツを2つだけ考えてみました。

①主観的であればあるほど良い

有名な観光地に受け身になるのではなく、地域の魅力をつくる側に回るには、
まだ誰にも発見されていない魅力を見つけ出さなければいけません。
とはいえ、壮大な発見である必要はなく、
みんなが見逃しているであろう小さな発見だったり、
地元に住んでいるからこそ実感できるありがたみだったり、
もはや超個人的な「自宅の窓からの景色が最高すぎる」だったり。
主観的であればあるほど、地元の人にしか、あなたにしか見つけられない魅力になるはずです。

そして、主観的にまちを歩くためには、自分自身の感情や体感覚を基準にすることが大切です。
例えば、「歴史的だから良い」ではなく「歴史に私がときめくから良い」と言い切れるかどうか、心が動くかです。

そして、ちょっとでも心が動いたことがあったら…②!

②写真や言葉に残しておく

素敵だと思った場所の写真を残したり、感動を言葉にしたりすることで、
自分の中でより深く実感できるようになったり、人に魅力を伝えられるようになったりします。
スケッチをしたり、俳句なんて読んじゃったりしたら、なおのこと最高です!
少しずつ写真や言葉が増えていくと、自分の近所にも名所がいっぱいあるように感じられてきます。

そして、地域のみんなで魅力を伝え合えるようになると、もっとたくさんの小さな魅力が地域に溢れて、スイミーみたいに大きな魅力に見えてくる。

「マイクロツーリズム的まちあるき」は、
自分なりに見つけた近所の魅力(①)を、自分の言葉や表現で伝えられるようになる(②)ことを目指した
地元を愛する人を増やす、まちあるきのすゝめです。

私はこれから鎌倉のまちを歩きに出かけます🏃
びば まちあるき🙌

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