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幸せを見つける手助けのような1冊 【 自分をよろこばせる習慣 】



幸せとは何だろう。
日常生活の幸せとは?

と考えた人も多くいることでしょう。

私も幸せについて結構頭を抱えている人間なので。

そんな私がふと手に取ってしまった1冊を紹介しよう。

今回は。


田中克成 著

自分をよろこばせる習慣
今日からうまくいくシンプルな77のこと


この本には幸せになるための77のヒントが書かれています。
1項目2ページ単位なのですぐ読み終えれて、サイズもコンパクトで持ち運びしやすく得しかない一冊。



著者の田中克成さんは株式会社ANDRYUで代表取締役で出版プロデューサーをされています。
リヤカーで各地まわる出版社として話題になったとの事です。
「悦コミュ!」という習慣コミュニティもされています。
(本書を参考)



本書の要約の前にキーワードの紹介から。

この本では よろこび悦び と表現されています。

ご満悦などの 悦 です。

悦は 喜ぶ、嬉しがる、機嫌の良い という意味で使われる単語です。

この文字から本書では 悦る (読: えつる) といううまくいく人になるための習慣を指す単語が多様されます。


この前知識を入れたうえで本文、そして実際の本書を読む際に挑んでいただければ内容入りやすいと思います。



本書の77項目から個人的に響いた箇所から更に絞り、似た内容を1つに詰め込む形で書いていきます。


それでは本題に入る。




朝と夜に習慣をつくる

この本には「幸せになるための77の習慣」が書かれているが、読んだ中で1番やりやすいと思ったステップこそ1番初めに紹介された朝か夜に自分が幸せになることをする

昼間はガムシャラに働いている人がほとんどでしょう。
そんな1日に悦びを与えてくれる時間を作ることがまず大切だと書かれています。

例えば自分が「起きてから湯船に浸かる」と「アロマを炊く」のが好きなら。

朝起きてからシャワーを浴びて湯船に浸かる
昼は働き
夜はアロマに癒されながら寝る

というような自分に幸せをもたらす習慣づくりこそが悦びの第一歩ということです。



理想の自分になりきる


皆誰しも憧れの存在はいるでしょう。

悦るため、いや自分の人生を切り拓くために必要なのが憧れの存在を真似することだと著者は書いています。

憧れの存在の口調、思考、雰囲気、できれば服装などの見た目もモノマネした方がいいと著者は言います。

憧れるということは遠いよりはむしろ自分の価値観に近いということなので、真似して損はないでしょう。

そして続けていけば「自分は○○な存在だ」と脳が錯覚し、思った通りの人間になっていくという訳です。

有名かもしれませんが
これは「アファメーション」と言われています。

例えば「私は年収1000万稼ぐ経営者、ミニマリスト思考で自分に必要な分の人間関係やモノに囲まれ、時間的自由のある幸せな人間だ!」という理想を持っているなら普段から「自分はお金も時間も自由のある幸せな人間だ」とイメージしながら振る舞うことでその理想通りの人間に近づくということです。

似た話だと「引き寄せの法則」や「マーフィーの法則」も存在しますが意識した事を脳が勝手に感じ取り、無意識に情報やチャンスを取りにいくフェーズに入るというのは聞いた事ある人いるかもしれません。

私の経験だと、一時期フリーランスの生き方に憧れを持っていました。(今もですが)
フリーランスについて意識してから独立や起業、マーケティング、確定申告、インボイスといった単語を無意識に見つけていました。

今はプラスして転職や上京などにも目がいってしまいますので、異動決まった人のツイートとか転職系の広告なども瞬時に見つけてしまいます。

引越しを考える人なら賃貸や物件広告に目がいきますし。

YouTuberになりたいなら動画編集のクセ、カットの仕方に目がいってしまうでしょう。

話の収集つかなくなっていったんでここで切りますが、意識の力がいかに偉大かを理解して頂ければと思います。



断食も幸せのカギ

著者が使っているワードに「ゆるテンフリー」という単語が出てきますが、元は小麦に含まれる「グルテン」という成分に由来します。

このグルテンが腸を不調にしやすく、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を不足させて、感情を爆発させる「ノルアドレナリン」を暴走されるという原理らしいです。

すなわち小麦を抜く、または少なくする事が悦るうえで大切というのがあくまで著者の考えです。

著者の経験で、心地いい気分で生活を送れたと書いています。

巷で話題の「16時間断食」というのを聞いた事ある人もいるかもしれません。

ざっくり説明すると消化に費やす時間+内蔵や古くなった細胞を新しくするために16時間ものを食べない生活をしよう。みたいな認識でとりあえずはOKです。

ものを食べない時間を週一でも作ることが幸せ、それどころか健康に必要というわけです。

ただ、食べなさすぎも危ないので医師の指導のもとやる事を本書でも推奨されています。

余談ですが、私が16時間断食を知ったキッカケの本「空腹」こそ最強のクスリという本のリンクも貼っておきます。
実践した医師の話なので読んで損はないと思います。私も未だに読み返すくらい大好きな1冊です。



少し相手に得をさせる

この考えは特に目いきました。

著者の考えで 相手:自分 を 60:40 にするように相手に少し利益を分ける思考が大切と書かれています。

人間損はしたくない生き物ですが、相手視点だと自分に有益なものを提供してくれる人というイメージとなり人間関係が良好になるというわけです。
自分も少ししか減っていないので満たされない状況にはなりにくいということでしょう。(自分が満たされている前提の話かもですが)

著者の経験だと、リヤカーで本を売り歩いていた時に頂いた助言で " 本より自分の体験を話して人を救え " と言われたそうで以来わずかしか売れなかった本が飛ぶように売れたと書かれていました。

ちなみに私も本の感想(自分への要約も兼ねて)を毎週作っていますが、見た人が「投稿見て買ってよかった」や「著者に陰ながら力添えできたかな?」の思考で作っているので著者の考えにグゥ共感でした。

この章では「自分が豊かさを相手に注ぐ側の人になること」などの与える人思考の話満載なのでオススメです。



恐怖を感じた方に進む

紹介したい項目だらけですがこれで最後にします。

著者の父はプロ野球選手になる夢を持っていました。そしてあの西武ライオンズから3度スカウト受けたものの恐怖を拭えず断り自らチャンスを潰したという後悔があるとのことです。

父が著者に言ってきた教えにビビったらGOという格言があるようです。

著者もボクシングの世界チャンピオンというやりたい事を思い出した時にはプロのライセンスは取れない年齢だったと書いています。
(これについては後日談も書かれていました)

チャンスは何度も巡ってこない、なら来た時飛び込むしかない!というのがおそらく本書で1番重要な事かなと感じました。

私の好きな偉人である岡本太郎先生も安全な道と危険な道で迷うのは本当は危険な道に行ってみたいからという助言を残しています。

失敗するにしても挑戦して気持ちに決着がついた自分の方が未練残らないでしょう。

私の好きな曲やらぬ後悔より やっちまった後悔がしたい という歌詞が入っているので全人類共通の考えかと思います。

とは書きながら私も踏み出せてない側の人なので改めて挑戦する闘志だけは忘れず突き進んでやろうと肝に銘じ直しました。



他にも

・寝具の重要性
・プチ旅行の大切さ
・手を合わせる事の重要さ
・お金を使ううえで重要なこと
・「努力」より大切な「好き」の話

など多くのアドバイスが書かれた1冊でした。
気軽に読み返せたり、自分のお気に入りページに付箋貼って読み返すのに最適です。
是非一読といっていい本です。

ココ最近読んだ中で特にビビッときた1冊だったので私的にも再び読み返すタイミング大ありなバイブル確定です。





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