高校時代。過敏性腸症候群。

私は、公立高校に落ち、地元の私立マンモス校へ進学することになった。

高校生って楽しいんだろうな〜という淡い期待もあった。が、そんな期待はすぐに裏切られた。


ーお腹の爆弾は大きくなるばかりー


入学して数日後に合宿があった。
皆で登山したり、クラス対抗ミニ体育大会のようなものをしたり、なんと説明したらいいかよく分からないが、軍隊のように皆でタイミングを合わせて立ったり座ったりと言った集団行動をしたり。誰かわからん先生の長い話を聞いたり。

そう、誰かわからん先生の話を体育館で体育座りで聞いてた。

そのときだった

私のお腹が大爆発した。
しかも音が止まらなかった。
体感では1分。
文字では表せぬ、女の子から発するとは思えぬ爆発音。


体育館に大勢の生徒が詰め込まれていた。私はちょうど真ん中ぐらいに座らされていた。途中でトイレにでも行けたらよかったが、ぎゅうぎゅうに詰め込まれていたため、出られなかった。


私が大爆発をしたとき、入学したばかりで知りもしない人達が振り向いて私の方を見ていた。えっ?今の音だれ?みたいな。たくさんの人と目が合った。全身の血が顔に集まった。

まさに穴があったら入りたかった。

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