推しがいる人は特に読んで欲しい!
吉川トリコさんの「コンビニエンス•ラブ」
を読みました。
男性歌手グループのメンバーが、仕事と
プライベートの狭間で苦しみ前へ進む物語。
彼らはファンのsnsをエゴサしたり、
「俺のことを思い過ぎないで欲しい」というファンヘの思い。一方でそうしないと食べていけない辛さがリアルに描かれています。
私は、この本で2つの気持ちを味わいました。
1つめは、ドキドキ、きゅんきゅん。
推しがファンを大切に思ってくれているんだ。
ステージにかける熱い思い、snsをエゴサした時の嬉しさや悲しさ。
推し側が感じているだろう想いが緻密に描かれているのが凄いです!
2つ目は、非現実から現実へ戻してくれる。
推しがリアコのようにファンを導いてしまうことの後ろめたさ、仕事上での自分とプライベートの自分は別物。ファンのように容姿や歌をジャッジされない人との普通の恋を望む推し。
推しに夢中になっている時は耳が痛い現実。
でもこの事実を受け入れられているかどうかが
推し活を長く続けられる秘訣だと私は思った。
そして最後に、またまた期待を良い意味で裏切られるストーリー。絶対ラスト一文まで読んで欲しいです!
人や物、本、乗り物など。本気で好きと思えるものが「推し」だと思う。
推しがあることは人生を楽しく前向きに生きていく上でかなりの救いになると思う。
過剰にならず、適度に無理せずに推しを愛でることが最高の推し活。
この本は推しを愛でる人のための
手引書だとおもう。
たくさんの方に読んでほしい。