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低血糖症をどうにかしたい

若い頃から、仕事中に突然気分が悪くなることがありました。異様な空腹感から始まり、冷や汗、手の震えが出て動作が緩慢になり頭が働かない。とにかく何か食べたくてたまらなくなり、ロッカーに駆け込んでチョコレートなどをつまみ、何とか乗り越える。これが低血糖の症状だと知ってからはなおさら、常に糖分を持ち歩き仕事の合間に補給せざるを得ませんでした。

どうしたら改善できるか調べ、糖分過剰の生活を辞めなくてはと気付いてからも、食欲を抑えることができませんでした。休日はこまめに食べて低血糖は起こさないけれど、仕事の日は、しっかり昼食を摂ってもなるときはなるので、絶対にカバンに飴などを入れて、キタ!と思ったら舐めていました。

さて時は流れ、接客業に転職し、昼食後は一切ものを口にできない日々。ロッカーどころかトイレに行くのも大変な忙しさ。3時ごろ低血糖になりますが耐え、5時に退勤するやいなやコンビニに飛び込みチョコレート菓子を口に詰め込みます。もはや飴玉で助かる状態ではありません。帰宅まで我慢した日は倒れ込み、チョコの消化を待てずりんごジュースを流し込み、立てるようになってからお菓子の爆食いをするしかありませんでした。

そんな日々のなか破綻は訪れ、自律神経の不調をきたして休職。養生してこまめに食べる日々が復活します。不調が改善してきた今、溝口徹氏の本と出会いました。この方はオーソモレキュラー療法で有名な先生で、糖分の摂りすぎに警鐘を鳴らしておられます。なんでも、砂糖などの吸収されやすい糖質を摂ると血糖値が急激に上がり、その後インシュリンが出て急激に血糖値が下がり、今度はそれを上げようと、アドレナリンだかコルチゾールだかが出て、副腎がヘトヘトに疲れるのだとか。「副腎疲労」といわれる症状は、まさに私が悩んでいた症状にそっくりです。

さてこの本を読んで心当たりありすぎな私は、朝のパンやフルーツをやめて、低糖質のオーツ麦シリアルにしてみたのです。そうしたら何と(昼にはごはんを食べたのですが)食後2時間くらいで襲ってくる空腹感がないではありませんか!こんなことは未だかつてないくらい、びっくり体験だったのです。

低血糖発作を起こしやすいから、糖分を控えなくては…とか、太っているからダイエットしなくては…と思ったことは、何度もあるのです。でも挫折した理由は、例の強烈な空腹感なのです。ここを我慢して発作を起こすと最終的には倒れ込むので、それが嫌で糖分を摂る。悪循環でした。糖質低めのおやつも試しましたが、それでは結局低血糖になり、救われませんでした。

強烈な空腹感を起こさないためには、おそらく私が思う以上に食事の糖分を控えなければいけなかったのです。

溝口氏の本にも、血糖コントロールの悪い人が極端な糖質制限をすると良くない…とあったので、「全部やめる!」ではなく(無理だし)、「低糖質な食べ物に置き換えられるときは置き換える」「タンパク質をなるべく摂る」という感じで意識してみようと思います。ちなみに私、肉が苦手なのですが、低タンパクの食事を続けていると動物タンパクの消化能力が低くなるらしいです。だから胃腸の調子が悪くなったのね〜。

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