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「自分に向いている仕事」って

仕事を探すとき、業種か職種かどちらかを絞ることが多いと思います。私は業種にこだわりがあって、ほとんど同じ仕事を続けてきました。

職種としては接客&事務で、就業先が変わっても、接客寄りとか事務寄りとか違いはありましたが、基本的に両方やってきました。

その経験を通して気付いたのは、一人の接客は得意だけれど不特定多数の接客は苦手。経理的な事務は得意だけれど総務的な事務は苦手。ということでした。

たとえば、
総務的な事務をやっていたとき、「壁に時計を取り付けてくれ」と言われて時計と釘とドライバーを持って途方に暮れて立ち尽くしたことを思い出します…(ドライバーで穴は開かない)。関係部署に許可を取り、できる人&取り付け道具を依頼して、めでたく時計が付いたときは感動して泣きそうになりました。…そういう手順が思い付かないのです。一方、何かの数値が合わなければ嬉々として突き止め、専門ソフトウェアがシステムエラーを起こせば、原因にあたりをつけてSEに連絡する。複数プロジェクトを進行管理するなども得意でした。いわば、型があれば応用が効くのです。

さて、ずっと同じ業界で働いてきた私ですが、この度退職し、体調も良くなったので次の仕事はどうしよう?と考え始めました。
不特定多数の接客に疲れたので、◯◯業界はもうやめよう、一体何ならできるんだ?と自問自答したとき、上記のことに思い当たったのです。

◯◯業界なら大丈夫、事務なら得意、接客なら得意と一概にいえない…。であれば業種を絞らず、職種も一括りにせず、なるべく得意そうな仕事内容にしたら良いのでは?

学卒の頃、自己分析しても職業名とか業種、職種で括って考えるしかなかったのですが、中高年になると、こんな考え方もあるんだなぁと、目から鱗なのでした。

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