敗北者の天鳳
■前書き
こんにちは。りゅすくです。
11/28(火)
いつものように出社して淡々と業務をこなし、昼休みに入りTwitterに入るとこんなツイートが。
天鳳三麻超会議の後でモチベも高かったのですぐに名乗りを上げて拡散。
正直、25人の枠が埋まらずに変な感じになるのが嫌だったのもあり拡散したところもあるんですが…
はい、舐めててすいませんでした。
人徳でしょうか、界隈の盛り上がりでしょうか一瞬で錚々たる三鳳民の方々が名を連ね、あっという間に25人の枠が埋まってしまいました。
自分みたいなモブ三鳳民が記事書いていいのかなという不安から一瞬辞退しかけましたが、
こいついるならええか。
ということで書かせてもらおうと思いました。
■自己紹介
本編入る前に一応簡単な自己紹介です。
天鳳垢:りゅすく(新垢は名前がダサいと言われるので割愛)
天鳳サンマ最高段位:八段
三鳳成績:4252戦 安定6.5段
着順分布
.316-.348-.334
見てわかるように打てば打つほど負け、
四段~八段を永遠に彷徨ってるいかにも敗北者ですね。笑
ちなみに麻雀にハマったきっかけは親父が家のPS2で麻雀ゲームをやっていたせいです。
なんとなくルール聞いて「おもろそう」って
高校一年生で買ってもらったガラケーで役も知らないまま打ち始めて、気づいたら13年くらい経ってました。
■天鳳打ちませんか?
そんな自分が今回の三鳳アドベントカレンダーで記事を書くにあたっての一番の目的ですが、
「もっとたくさんの人に自分が大好きなゲームである天鳳(特にサンマ)を打ってほしい!!」
というものになります。
さらに付随して、ここまで三鳳ACの記事書いてる人たちって軒並み勝ち組なので
なんで負け続けてるのにそんなに打つの?っていう、
敗北者側の意見も伝えられたらと思います。
ちなみに今後敗北者とか煽ってきたやつには
赤犬もびっくりの食いつきを見せて純粋な暴力を振るいます。
ということでいつもツイートの雰囲気とは打って変わって、真面目な感じの話になるのでぶっちゃけそんなおもんないと思いますが、僕が好きな天鳳とそれを取り巻く環境について知ってもらいたいので、拙筆ながら書かせていただきます。
色んな人の記事読んでみて、みんな文章力高すぎるせいで三鳳ACでも既に敗北者ですが、ありのまま書いたので読めるところまで読んで貰えると幸いです。
■天鳳の魅力とは
・「キモさ」
と表現させてください。
少しでも天鳳をやったことがあれば分かると思いますが、
プレイヤーが出来るのなんて卓を押したら予約を押すだけで、始まってしまえば簡素なUIに最低限の演出の中、打ち切ることだけです。
キャラガチャや
演出
フレンド機能
みたいなプレイヤーを楽しませようなんて要素は一切ないです。
ひたすらに打つ麻雀修羅の国です。
ちょっとキモいですよね。
多少ある演出と言えば
開幕時や役満上がったときの銅鑼のデェェェェンや
愛らしいリーチボタンの音
くらいです。
しかもいざ七段になったら
「金払え」
「一定以上のレート(強さ)を示せ」
ですよ。
いや馬鹿なのか!?
お前昇段画面で卓越した技能を遺憾なく発揮しって言ってくれたじゃん!
最高レベルの卓で打つために強制課金って気狂いとキモイやつしか集まんないだろ…
さらにいざ打てるようになるとこれですよ
マジで容赦なく殺しにきます。
天鳳サンマの1半荘の平均時間なんて15分未満がほとんどで、
全然ミスしないキモい連中相手に10回負け越すのなんてちょっと下振れれば全然起こり得て、課金したのに一日でチャオ(鳳凰卓最低資格である七段から六段に落ちる)ってしまうことすら。
某税さんの0-4-23を見た方も多いと思いますが、
どんな強い人でも簡単に降段があり得るようなフィールドです。
いや書いてても冷静にキモい
何が楽しいねん。
じゃあなんで打つのってなるんですが、
・強制課金
・有り得ないくらい遠いゴール(天鳳位)
・打つ以外の機能の娯楽性の少なさ
の要素が相まって、
キモい奴らが多すぎる、
卓のレベルが現行のネット麻雀で一番高いからなんですよね。
良く雀魂と天鳳の段位が引き合いに出されますが、
段位難易度とかはともかく鳳凰卓と王座の間の対局者の平均的な雀力は間違いなく鳳凰卓です!
打ってもない癖にと言われるかもしれませんが、これだけは自信があるので言い切らせてください。
(誰か王座の間の成績と鳳凰卓の成績を並べてくれる優しい人がいれば、着順分布とかスタッツで卓のレベル差くらい分かると思います。ディスではなく統計的に。)
ちょっとミスしたらTwitterで叩かれたり、
シンプルに打牌で確実に咎めてきたりされて、
本当にキモいんですよね。
観戦とかもしますが「ミスしろや!💢」
などよく分からないベクトルでムカついてきます。
また時にはたまにすごい引き出し持ってる人がいたりして感動…気分を悪くさせられたりもします。
そんなレベルの高い環境だからこそそこで勝てた時の喜びは大きいです。
またネット麻雀強くなったって飯が食える訳じゃないし
極めても仕方ないといわれればぐうの音も出ないんですが、
それでも自分の大好きな趣味なら突き詰めたいというのは普通の感情かと思います。
その麻雀を突き詰めるという意味では天鳳の鳳凰卓というのは正解のフィールドだと思っています。
(余談ですが雑魚狩りして俺TUEEEE!がやりたいなら確実に天鳳は向いてないし、そもそもゲーム性的に麻雀はやめたほうがいいです。)
長々と書いたくせに大したことない内容であれですが、ネット麻雀でとにかく強いやつと打ちたい!とか強くなりたい!って思ってるのであれば是非天鳳の鳳凰卓を目指してみてください。
絶対に後悔しないと思います。
あとネット麻雀強くなれるなら後は適用の仕方でリア麻も強くなるのは間違いないと思いますし。
・敗北者として
まぁそんなキモい環境に何度もチャオりながら4000戦も身を置いてるのはなんでだよって話になるんですが、結局楽しいんですよね。
有名な説でダニング=クルーガー効果というものがありますが、麻雀もこれは大きいと思ってます。(自信と楽しさを同義とする)
一般的に天鳳でいう四段タッチレベルまでがイメージの左の山だと思っていて、世間一般では充分麻雀が強いラインは超えているため、仲間うちでのセットや職場セットなどは勝てるし楽しいと思います。実際自分も大学時代天鳳五段レベルですごい楽しかったし、自分は強いと盛大な勘違いをしていました。
社会人になって一年目がコロナで暇すぎてて麻雀垢作ってTwitterを始め、まじめに天鳳を打ち始めたら効果のイメージでいう下り坂がすぐ来ました。ツイッターで見る強者の打牌の意図が全く分からないことや、自分の挙げた本気で迷った何切るに7リプついて全員一致の回答が来るなど、「俺はなんてゴミなんだ…」「何年麻雀やってんの?」「今日何でシコろっかな…」と自己嫌悪の日々でした。
ただ少しずつ理解が進んでいくに連れて
・以前よりも考えれることが増える
・明確な正解が分かる
・自分のミスが振り返りで気づける
などめちゃくちゃ楽しくなりました!
たぶん麻雀に限らずスポーツや勉強もそうですが、
理解が進んだり成長を実感できるときが一番楽しいです。
(なんかこういう効果があれば教えてください)
いわゆる脳汁が出てると勝手に思ってますが、
これは伸びしろをたくさん持っている弱者に許された特権だと思います。
自分は弱いと思ってる人も
成長曲線なんて人それぞれだし、
周りの目なんて気にせずに打ちましょう。
実際自分なんて歴13年、鳳凰卓4000超の癖してチンカス打牌のオンパレードですがめちゃくちゃ楽しんでます。
・鳳凰卓行くまでがしんどい?
頑張って打ってください。
正直ここだけはどうしようもないです。
よく序盤の成績が振るわなくてやめちゃう人がいますが、
麻雀、特にサンマなんていくらでも分散しちゃいます。
ちゃんと長期で見れば成績はついてくると思いますし、
自分の成績の見栄えを気にしてるほうがダサいというか何のために麻雀打ってるの?って感じです。
麻雀でただ承認欲求満たしたいなら下位卓の雑魚狩り、ド短期成績自慢、縛りプレイ、弟子指導でもしてればいいと思いますが、もしこれを読んだ人が純粋に麻雀強くなりたいと思ってるならぜひ天鳳を打ってみてください。
ここら辺はまぁネット麻雀に対する向き合い方の違いだし、僕の個人的な思想の押し付けになるので多くは言いませんが、段位とかがある程度の水準に到達した後に承認欲求のツールとして麻雀使い出すのはなんか悲しいなと思います。
特に最近教えたがりみたいな人よく見ますけど、教えてくださいって頼まれたならともかく、自分から進んで教えようとするって普通じゃないですらね。
あとたまにロクに打ちもしないで、とか同じフィールドで打ったこともないくせに
人のことを落として自分を上げようとするご意見版みたいな人がいます。
そんだけ打ってもまだ下手なの?とか言ってくるかもしれません。
「知るかよカス(笑)」
こんなもんでいいんですよ。
ちょっと言葉が悪いですが、
人のこと落として満たされるやつの人生のほうがクソくだらないし、ダサいので目に入れなくていいです。
(※注意:ごくまれに悪意無く打牌批判をしてくる人もいるんで、クソ失礼でも話は聞いてみると引き出しが増えることもあります)
だから周囲の目・声なんて気にせずぜひ一度打ってみてください。
初めての七段の時とか死ぬほど嬉しかったです。
ちなみに僕は
あと1トップで初七段のところから叩き落されて本当にキモかったです。
これまで三鳳ACの記事書いてる人たちは紛れもなく強い人ですが、どんな強い人もnoteの内容とかでも分かるように最初から強い人なんていません。結果に相応しい努力をしてる人ばかりです。
繰り返しになりますが、成長スピードも運の振れもあるゲームなので、見かけの段位に捉われて打たなくなるのは悲しいなと思ってます。
負けるのは別に恥ずかしいことじゃないし、よく言いますがこと麻雀においては特に敗北が自分を強くすると思います。
いつか勝てるその時のために負け続けても、最後まで立ってられたなら勝ち組ってことでいいんじゃないですかね。知らんけど。
・天鳳サンマ
蛇足ですが天鳳サンマのPRです。
天鳳サンマはスピード感あるし、四麻よりも単純に着順がひとつ少ないのでめちゃくちゃ段位推移がおきます。
鬼打ちすれば一ヶ月で鳳凰卓とか行けたりすることも全然あると思います。
あとサンマの鳳凰卓は人が少なくて卓が立たないのもあり、FF卓とか頻発してポイントの奪い合いが起きてるのでそれもまた楽しいです。
一般に三鳳民と呼ばれる人ってキモいような印象受けるかもしれませんが、基本的に麻雀に真摯なだけであって、真剣に打っている人間を馬鹿にする人はほぼいないと思います。
晒されるような打牌はしょっちゅう僕もやりますが、なんやかんやでみんな仲良くしてくれてるのが証拠です。
まあぶっちゃけ夜と昼休み以外卓立たないんでホントに人増えてほしい(六段)
ぜひ天鳳サンマを!
■最後に
僕は
・牌理もよくわかっていない人たちからの賞賛とか、
・なんとなく見栄えのいい称号なんかより、
天鳳で出会った自分が強いと思った人の「強くなったな」の一言のほうが絶対満たされると思ってます。
ここ数年で世代問わず様々な魅力的な人間に会ってきました。
人間性の部分でもめちゃくちゃリスペクトしてる人ばかりだし、
麻雀に関して自分じゃ長期でやったら絶対かなわない相手のが圧倒的に多いです。
でも卓を囲んだら殺す気でポイントの奪いにいっています。
たかがゲームだし普段は全部運とか揶揄することも多いけど、
自分が一番好きなゲームの一つくらい
死ぬ気で真剣に取り組むのも美しいんじゃないでしょうか。
今きっとnoteを読んでくれてるあなたの
「りゅすくは強くなったな」
それをいつか聞くために僕は天鳳を打ち続けます。
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