7/8:低血圧の朝
今朝は妙に頭が重い。
寝起きにふらふらするのはいつものこと。でも、たいてい朝ごはんを食べている間に少しはマシになるのに今日は回復の兆しがない。それどころか伏せたきり動けなくなってしまった。
もしかして、と思い血圧を測ると80/48mmHgなんていうめちゃくちゃ低い数値が出た。普段から低血圧気味だけど、ここまで低いのはなかなかない。といっても習慣的に測っているわけではなく、思いついた時に時々測る程度なので、もしかしたら体調不良時にこのくらいの数値になるのは珍しくないのかも。いや、たとえそうであったとしても今日は明らかに具合が悪い!
本音を言えばそのまま頭を枕に預けて一日中ぼうとしていたかったのだけど、今日は先生の研究室を訪ねる用事があるので休む訳にはいかなかった。わざわざ時間を取ってもらっているので行くしかない。それでもやっぱりなかなか動けなかったので、仕方なく1限だけ休むことにした。1限の有給を使い切ったが、あと2回で終わるのでさして問題にはならない。はず。
学校に行く気持ちを固めたはいいけど、服が決まらない。何を着たいのか、どれを着ればいいのかさっぱり分からない。「着たい服」で考えるからいけないのかもと思って、「今日の気温に適した服」を考えてみたけれど、今年一番の暑さを毎日更新し続ける外界に適した服装なんて余計分からなかった。
とりあえずキャミソールのまま出かける準備をしていたらコテで肩を火傷した。頭だけじゃなく手もダメみたい。
1限を切ったくせに2限にも少し遅刻して行く。
最近はほぼ毎日、その日の一番最初の授業に遅刻していく。そもそもの出発が遅かったり、途中下車してしまったり、歩くのが遅すぎたりと色々理由はあるけれど、原因が朝の体調不良なのは共通している。そしてその大元は慢性的な睡眠(の質)不足。今年の春から眠るのが下手くそになってしまって、それはいまだに治らない。はやく上手く眠れるようになりたい。
学校に着いた頃、約束していた先生からメールが届いた。熱中症気味なので明日の昼休みに変更してほしいとのこと。その気持ちはとてもよく分かったので了解の旨を送る。
毎日の生活を営むだけでへろへろになるくらい体力のない私には、夏はちょっと過酷すぎる。
眩しい日差しも夕立も、入道雲も空の青さも、うるさい蝉の声だって愛しているのに、それらすべてが体力を奪っていく。こんなにも外は明るく晴れ渡っているというのに、私はそれに適応できない。一番好きな素敵な季節だったはずなのに、いつの間にか幸せな記憶を頼りにしてなんとかやり過ごすものになってしまっていて少しかなしい。
でも近頃は夏側も人間を適応させる気がなくなってきている気もする。もしかしたら自分でも自分の暑さを抑えられないのかも。ただ自然に、いつもそうであるように夏を全うしているだけなのに、今年はなにかがおかしいみたいで、気がついたら自分のせいで人がバタバタ倒れていく……もしそうだったら切なくなる。殺人級の暑さって言葉を見ると、なんだかやりきりれなさを感じる。
4限も授業があったけど、サボって地元の図書館にこもる。明日の2限にある発表の準備をなにもしていないので大急ぎで資料を探す。夜に4限の先生から授業内容を伝えるメールが届いて少し申し訳なくなる。
相変わらず、今日もうまく眠れない。
______________________💠BGM
夏のよう / 羊文学 - 若者たちへ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?