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税理士になったきっかけ

皆様こんにちは
幾分涼しくなったとはいえ、まだ半袖です。

さて、今日は私が税理士になったきっかけをお話したいと思います。
税理士になる前は、何をしていたかというと大学生です。
大学時代は、アルバイトで塾講師をしていました。
毎日子供を教えてそのあと朝まで遊ぶという暮らしをしていました。

大学3回生の終わりにもなると皆いきなり就職活動を始めてそろそろ自分も
と思いましたが、とてつもない就職難の時代でした。
内定が決まった人の会社が倒産するかもしれないということも何度もありました。
おりしも親の会社も倒産しそうになっている(倒産した)。

そんなときに「会社に振り回される人生でいいのかな?」と思い、何か手に職をつけようと考えました。
さっそく大学生協で資格を探そうとパンフレットを漁りました。
うーん 士業がいいな
弁護士・・・法学部じゃないから。
公認会計士・・・上場企業ってそんなにないやろ。
司法書士・・・図書館?ようわからん。たぶん違う。
行政書士・・・代筆?なんかわからん。絶対違う。
社労士・・・社会保険て何?学生にはわからん。
税理士・・・税金の計算!これは意味わかるし、日本人全員に関係ある。関係者数が多いから絶対仕事ある。

その場で税理士になろうと決めました。

それから専門学校を探しローンを組んで大学と専門学校に通学し、友達を見つけ6年がかりで簿記論・財務諸表論・消費税法・相続税法・所得税法の5科目を合格しました。

勉強は思いのほか大変で初めて試験会場に行ったとき、スーツの人もおられて「これは大人が受ける試験やから絶対あたりや!」と確信しました。
1回目の試験は不合格。
それから毎日1日8時間勉強しました。

しんどかったけれど良いものを得るのだという思いが強かったし何より友人もいたので心強かったです。
最後の試験は、所得税法と相続税法を一度に合格しました。
「え、終わったの・・・」と少し寂しい思いもしました。勉強は楽しかったからです。

あの大学生協で税理士と出会ったときから25年以上の月日が流れました。
いまは、税理士になってよかったと思います。

この仕事はとても神経を使いますが、やっていて楽しく毎日があっという間に過ぎます。
最初のころはしんどくて嫌なこともたくさんありました。
同僚からのいじめやお客様からのお叱りなどもありました。
でもビジネスマナーも知らない未熟な自分に手を差し伸べてくれた同僚もいました。

お客様のご質問やご依頼にはすぐ対応すること
お待たせするときはめどをお伝えすること
ご挨拶は自分からすること
明るく元気でいること

それは新人のころから変わらない私のルールです。
税理士でよかったと毎日思います。



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