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会計事務所選びのポイント

会計事務所を新たに選択したり変更したりしようとする方に、1つ申し上げておきたいことがあります。それは、会計事務所はその規模によって良し悪しが決まるわけではない、ということです。
実は会計事務所は規模に応じた売上を確保しているので、零細だから倒産するということはほとんど考えられません。
どの会計事務所も経営に強いので、規模に合わせて生き残る力を持っています。

そして古くからある会計事務所は零細事務所でも大規模な会社の顧問をやっていることは、ざらにあります。
短期間だけ転職した事業会社も1300人規模の会社でしたけれど、え?(ちっさ)という事務所さんと顧問契約しておられました。
都会のすごく有名な大手会計事務所だけが大きな会社さんと顧問契約しているわけではありません。

なぜでしょうか。
それは、中小企業も大手企業も最初は小さな会社だったからです。その小さな会社の経営を見守り時には支えてきた会計事務所を規模が大きくなったからと言って変えるということがないからだと思います。

さて、大きさは関係ないと言ってみましたが(自分がまだ零細なので(;'∀'))
会計事務所選びで大切にしてほしいことは、話しやすさです。
話しやすさは、会計事務所が親身に聞いてくれるかということです。
聞くというのは言い分を聞く、言う通りにするということではありません。
できてもできなくても、いきなり「できません」と言わないことです。

私が勤務していたとき近くにいた職員の話を聞いていると、その人が電話口で「それはできません・認められません」と言っていることをよく耳にしていました。それではお客様は納得できないだろうと思います。当然クレームも多い人でした。

私は、必ず結論は言わずにまず「なぜそれをしたいと思いましたか?」と聞きます。
どんなご事情で「そうしたい」や「そうならないのか」を思われたのか、
それを聞けば「そういうことをしなくてもこういう方法がありますよ」・「お気持ちは非常によくわかりますが、残念ながらそれをするのは〇〇の事情でできないのですよ。でも別の方法を一緒に考えてみましょう。」ということができます。
まずお聞きすることで別のご提案をすることができるからです。

スパルナ会計では、お客様に「ノー」をいきなり突きつけることはありません。
お客様がお話してくださることをやめてしまったら弊事務所の理念を実現することができなくなるからです。またお客様のご相談やちょっとしたお話はとても貴重な情報です。
お客様と税理士との関係を良好に保つには、税理士側の傾聴の姿勢が大切です。

スパルナ会計の行動指針「そこに愛はあるんか?」という問いかけの中にある「愛」は「お互いが敬意をもって尊重しあう関係」と定義しています。
そういう関係を築くための愛、それはどちらか一方が無理をする関係であってはなりません。

会計事務所選びの際は、面談のときの話やすさをご参考にしてみてください。
もちろん頼れるかどうかも大事なポイントです。

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