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夢の続きは楽園か悪夢か…仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド ネタバレ感想

要潤、綾野剛、菅田将暉、竹内涼真、高橋文也…
今をときめく俳優たちを輩出してきたのは平成・令和仮面ライダーシリーズだ。

現在放送中の「仮面ライダーガッチャード」で25作目となるシリーズの人気を頂点まで押し上げた作品として挙げられるのは去年20周年を迎えた「仮面ライダー555(ファイズ)」だ。

その人気は当時変身ベルトが100万本を売り上げ、劇場版のエキストラに1万人を動員しギネス記録になるなどずば抜けたもので、20年経った今もセットで5万円を超える大人向け変身ベルトが発売されるなどその熱は衰えない。

そんなファイズの20周年記念作であり正統続編が今回公開された「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」だ。

主役を含めた主要キャストを20年前のオリジナルと同じ俳優陣がつとめ、監督・脚本も20年前と同じという気合の入りようだ。

当然ファンからの喜びの声も多く、期待は日に日に膨らんでいった。

一方で不安を口にする意見も少なからずあった。

なんせ20年前の作品である。
一度終わり綺麗な思い出となった作品が、続編が作られたことで美しい思い出が壊されてしまうのではないか?
そう心配するファンの気持ちは分からなくない。

特に特撮界隈では同じように10周年記念の完結編として作られた「仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル」がその結末に対して大きな賛否を起こしたことが記憶に新しかったので、不安を煽る一因になっていた。

公開された予告では新しい姿のライダーだけでなく、テレビシリーズでは亡くなったキャラクターが再登場しており、ファンの中で大きな反響を呼んでいた。

筆者もファイズはライダーシリーズの中でも特にお気に入りの作品であり、今作の公開を期待と不安の入り混じった気持ちで待っていた。

そんな気持ちの中公開を迎え、初日に鑑賞してきた。

果たして筆者を待っていた20年目の夢の続きは楽園だったのか、悪夢だったのか

本音の感想を語っていこうと思う。(以下本編のネタバレを含みます)


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