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おむの戯言 やる気を出すには結局“何が“重要なのか

ここまでモチベーションの基本を少し難しい言葉で定義してきましたが、大きく分けると4つのポイントにまとめられると考えました。今回はそれをアウトプットしていきます。
鹿毛雅治著 モチベーションの心理学-「やる気」と「意欲」のメカニズム(中公新書)を参考にしています。

モチベーションの正体

皆さんが何かするとき“必ず”存在するのがモチベーションです。
仕事に行くとき、授業を受けるとき、漫画を読むとき、ゲームをするとき、なにかしら心の中に生まれるものから行動が起きています。

最近では、「やりたいことで生きていく」といったフレーズをたくさん目にしますが、これを言い換えれば

“モチベーションを持てることで生きていく”

といえるのではないでしょうか。

これまで9回にわたってモチベーションの基本的な考え方を学んできた中で、ポイントと考えられる項目が4つあったので、ご紹介します!

やる気が出ないなら環境を変えろ

学校であなたが受験勉強しているときに、周りの人が「今日○○で遊ぼう」と話していたら、勉強どころではなくなってしまいますよね。せっかく“勉強するぞ“というモチベーションがあったのに、勉強する気持ちが薄れてきてしまいます。

反対に自分は楽しんでサッカーしたいのに、味方が勝つために本気で説教してきたらそれでもやる気がなくなってしまいます。
ここから考えるにモチベーションを保つため必要なポイントの1つ目は、

”環境と人の関係にある”

ということです。あなたが求めるものとその環境が提供するもの、ここに違いがあった場合にはあなたのモチベーションを最大化することはかなり難しいです。

ではなぜ環境のせいにできてしまうのでしょうか。一度赤ちゃんの頃に立ち戻ってみてください。

例えあなたが日本で生まれたとしても家の中で使われる言葉が“英語”だった場合、使える言語は英語になるはずです。このように人は生まれながらにして環境に適応してしまう習性があるんです。

やる気を起こすことができない場合は、その環境を離れて、自分の求める環境に飛び込むか、もしくは自分がその環境を変える、それが一番のやる気を出せる方法といえるのかもしれません。

どこ向いてんの?


先程、勉強のモチベーションが下がってしまうという例を出しましたが、どうもこの世の中にはその環境であっても結果を出せる人がいるようです。

ここで必要になるのがモチベーションの重要なポイント2つ目のダイナミズム、いわゆるベクトルの向きという考え方です。

少し数学的な考え方になってしまいますが、例えばAさんは〇大学に行きたい欲が3で友達と遊ぶのが好きな欲が7だったとしましょう。このような場合ベクトルの向きは下記のようになります。

スクリーンショット 2022-04-11 073301


ではBさんは〇大に行きたい欲が9で、友達と遊びたい欲が1だった場合、向きは下記のようになります。

スクリーンショット 2022-04-11 073343


この2人はどちらも同じ“〇大に行きたい”と“友達と遊びたい”の欲があるのにこうも心の中の向きが違ってしまいます。

ここがモチベーションにおいて重要な部分の2つ目です。ではどのようにしたらこれが変わるのかと言いますと、結論 ”環境を変えろ”になってしまいます笑
これは決してふざけているわけではなく、友達と遊びたい欲を抑えることはできないはずなので、〇大に行きたい欲を高めるしかないのです。

そのために“環境を変えろ”ということになります。それでは“塾に行け”とか“友達と付き合うのをやめろ”とかそういう話なのかということになってきそうですが、一つの手段としてはいいかもしれません。ですが友達と付き合えなくなったらそれこそ不安になりませんか?

ここでポイントなのが、“合力”というところです。いわば二つの欲が△:□である限り、何かを減らさずとも、片方を上げれば比率は上がるというのです。

〇大にいきたい欲:友達と遊びたい欲
3:7→(〇大に行きたいほうに+4)→1:1

簡単に言ってしまえば、今の関係のまま勉強できる環境を整えることができればいいのです。

例を挙げると仲のいい友達を説得して一緒の大学を目指す。とか。これは一個前のポイント1で言ったように“環境を自分の手で変えた“といえるでしょう。こうすれば自分のモチベーションは前よりも上がっていきますね!

内的動機付けと外的動機付け

今や、モチベーション3.0という「好きなことで生きていく」時代に突入しています。これはいわゆる”内的動機付けがされている”と言えます。

この中にもこれから何がやりたいのかわからないという方もたくさんいらっしゃるのではないかと思うんです。

内的動機付けとは簡単に言えば、○○がしたいという状態なのですが、この考えに至るまでいくつかルートがあると思うんです。

1、上司に怒られたくないから、結果を残したい
2、ゲームが好きだから、ゲームを作りたい

こう考えてみるとどちらの方がずっと長くやりたいと思い続けられそうですか?

個人的には後者なのではないかなと思います。ではこのように考えられるにはどうやったらいいのか、それはずばり“行動して、経験すること”です。経験した中で私はこれをやりたくない、私はこれをしてる時が楽しい、といろいろ分けられるはずなんです。

現在このnote を書いている中で僕は、noteを書くことに楽しみを感じているわけではなく、友人とnoteを投稿しているという環境に楽しみを覚えている、そんな感じです。

そこから僕がやりたいこと友人と何らかのアクションを起こすことだと思っています。またその中でどうやって人に見てもらうのか一緒に考えていくということもとても楽しいのです。
このように何らかの“自分がやりたいこと”(内発的動機付け)を見つけるためには誰かが勧める何かをやってみること(外発的動機付け)から始まります。
もし、やりたいことが無いんだったら、一度なんでもいいのでやってみるといいかもしれませんね。その中で自分がやりたいことなのか、やりたくないことなのかを判断するとそれが”Best”の行動になりうるのではないでしょうか!

おわり

ここまでモチベーションの大事なポイントとして4つを挙げてきましたが、これはあくまで僕の主観にすぎません。

また、書籍内でも書かれている通りモチベーションには正解はないです。

ただこの投稿に“正解”を求めに来ている人は既にモチベーションがあるという風に考えることもできます。なぜならやる気が出ることがしたいという思いから行動が生まれているはずなので、、、。

そこに対しての答えは明確で、自分がやる気の出ることを探す旅に出る(とりあえずやってみる)しかないのかもしれませんね。今回のこの投稿を機にやりたいことが見つかった方が一人でもいれば、投稿の意味にもなりますしこれからの僕のやりたいことにもつながってきちゃうかもしれません笑

ぜひ皆さんには行動してみてほしいなと思います!

長くなってしまいましたが、見ていただきありがとうございました!それではしーゆーれいたー

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