55歳人工関節をいれたの巻
入れました!入れてきましたよ!人工関節
そんなに甘いもんじゃなかった。いや、甘くみてたわけじゃないけど。
全身麻酔ということで前日からソワソワ…
このまま帰ってこられなかった場合を考えて
昔の手紙(中高生くらいの時ってどうしてあんな恥ずかしいこと平気で書いてたんだろう?)
とかをひたすらシュレッダーしまくり…
だって、こんな手紙子どもらに読ませられなしい(恥ずかしいっ)
入院グッズの忘れ物がないか何度も確かめ、
家をあける間の食事にと、ワンプレートのお弁当を買い込み 準備万端で病院に向かいました。
娘の仕事が始まる前にと早めの到着でしたが、出勤してくるスタッフの爽やかな挨拶。気持ちいい。
時間になり、病棟まで案内され、あれこれ入院のオリエンテーションが始まります。
お恥ずかしい話、整形外科を転々としており、途中の年数とかもわからないくらい…
14年も前からこの症状と付き合ってきたんだもんねぇ。
「シャワーを浴びて術衣を着て…」え?シャワー浴びれるのん?昨日聞いた話だと、入院中は難しいかもって言うからボディソープ持ってきてない!
「いいですよ。病院のをつかってくださいね」
そんなこんなで、シャワータイム
術衣なんて初めて着るから、紐がこうなって、どうなって?みたいな戸惑い。
袖から脇から全てにマジックテープがついてて
バリバリっとはがせるのね?
舞台衣装の早着替えとか、こういう造りかも?
人生初の(正確には記憶のない昔は
つけていたはず)オムツになり、準備は整った…が
前の手術の人が予定より延びて一時間近く待つことになる。尿意は抑えられない。
「あ、あのートイレー」
「あ。行ってもらってかまいませんよ」
お、オムツどうすりゃええの?(穿くパンツじゃないのだけど)
これはなんとかテープをずらして穿く物とみなして使用するのみ❗
はい、意外とうまくいきました。
そんなこんなで、いよいよ手術室に入室。ひんやりとした気持ちいい空間で
心地よい音楽が流れてる。先生の趣味かな
まず、点滴になにか薬が入り、マスクをつけられる「あ、顎がはずれやすいかもです💦」
「どれくらいあけれる?」「わかったよ、これ以上はあけないようにするね」
「マスクから酸素がはいりますよー」(と、聞こえた。たしかに)
「はい、酸素がたっぷりはいりましたから麻酔にいきますよ」
酸素かー深呼吸してみよ…
「お部屋にもどりましたよー」
空白の約一時間半の間にあんなことやこんなことがあって、人工部分関節がめでたく入ったわけでありますが、
片足にはポンプのようなものがつけられ
片足はきつい、着圧タイプのストッキング…
抗う力もないし、動くこともできないし
されるがまま なすがまま
そんな1日目が終わりました。
夜中動こうにも動けない、右も左も動けない
足も腰も痛み出すし、どうしたもんだ?これ本当に一週間で帰れるのか?
不安と痛みとで眠れぬ夜を過ごしました。(実際には寝てたのだけど)
翌朝、普通に食事が始まります。清拭もしてもらいさっぱり。まだ尿道カテーテルが抜けてないということで穿くパンツ(これも初体験)
病衣に着替え、リハビリに行きます。
あれだけ痛いのに歩けるのか?
でも、一週間で帰るつもりなら、怖いとか言ってられないよ!
勇気を出して立ち上がり
よぼよぼながら歩きます。そのあと歩行器が渡され、支えてもらいながら何とか前進することができました。
数日後軽やかに歩けることを夢見て
つづく