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遺言四十一

あの時「手も振らずに別れた」ことを後悔する。

見上げても見上げてもどこにもいない。

もう心の中でしか生きていないのだろうか。
死んだ人間をそう思うのは単なる気休めだろう。

手を振って別れていたなら
見上げれば見上げるほど涙が溢れているだろう。

いのち短し
その先の言葉はそっちの世界にあるのだろう

いのち短し
けれど空は青

深夜の ASKAは沁みる。

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