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来たれ! 女子サイクリスト! ~躍進する北海学園大学サイクリング部~

北海学園大学サイクリング部の取材を8月29日に行った。

 今年のサイクリング部新入部員として実に8年ぶりに女子部員が入部したことに加え、男子部員も前年度に比べ大幅な新入部員の獲得に成功した。例年は新入部員が8人程度だったのに対し、今年はなんと35人も入部があったという。コロナ禍にも関わらず、多くの新入部員を獲得して活動しているサイクリング部の取材を通して見えてきたことを書いていく。

 サイクリング部はどのようにして部員を増やしたのだろうか。主将の徳永健斗さん(3年生)は「SNSの宣伝活動が実を結んだ」と振り返った。コロナ禍で思うようなサークル活動やPR活動ができず、どうしたらサイクリング部を宣伝できるかと考えた時に、インスタグラムを通じてサークルの雰囲気や活動内容を伝えようと考え、活動内容の写真やプレゼン資料等を投稿し始めたという。こうしたSNSでの宣伝活動で力を入れたのは女子部員の獲得であった。今年サイクリング部に入部した山口由真さん(2年生)はこうしたインスタグラムの宣伝がきっかけで入部を決意した一人である。山口さんは大学入学当初からサイクリング部は気になっていたが、部内の情報がどこにも載っておらず、何をしているのか分からないという理由で入部を諦めていた。しかし、インスタグラムで女子用の宣伝資料が載った投稿を見たことでサイクリング部の雰囲気や活動を知ることができてDMを送り入部を決めたという。

 サイクリング部は、活動日に往復100kmを目安としてロードバイクに乗り、目的地に向かう。その後はサイクリングで行った場所の美味しいご飯を食べたり、遊んだりとサイクリングをするだけでは無く、行った先での楽しみを味わえるのもサイクリングの醍醐味であると徳永さんは語っていた。しかし、サークル活動を行う上でロードバイクは自分で買わないといけないのかと不安に思う人もいるのではないだろうか。サイクリング部では部が所有している貸し出し用ロードバイクがあるのですぐに買う必要はないという。

主将の徳永さんは自前で自転車を購入したという。カーボン素材でかなりの出費だったそうだが、徳永さんはとても楽しそうに乗りこなしていた。

 現在、サイクリング部の部員に女子部員が3名しか所属しておらず、他の女子部員の入部をサイクリング部全員が待ち望んでいる状況である。今年サイクリング部に入部した野村優花さん(1年生)と柿崎瑠花さん(1年生)によれば「走るのが楽しい。」「高校時代は文化部であったが、疲労感をあまり感じずにサイクリングできる。」とのことで、体力に自信がなくてもサイクリングを楽しむことができるようだ。先ほども述べたように現在サイクリング部は特に女子部員を募集している。これを機にロードバイクに乗って市内や自然の中をメンバーと一緒に走ってみるのはどうだろうか。

取材当日、サイクリング部は札幌~岩見沢間を往復していた。女子部員がノンストップで、二時間半ほどで岩見沢まで到着したという(写真は大麻駅付近、復路の様子を撮影)

 詳しくは下記にあるURLから北海学園大学サイクリング部のインスタグラムをチェックしてみて欲しい。

北海学園大学サイクリング部【公式】(@hgu.bicycle) • Instagram写真と動画


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