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眷属 -ほとけにしたがう仲間たち-◇龍谷ミュージアム

こんにちは、はくれぽ!です。

京都は龍谷ミュージアムの「眷属 ーほとけにしたがう仲間たちー」へ行ってきました。

龍谷ミュージアムは、龍谷大学の大学博物館になります。
Webサイトには「仏教総合博物館「龍谷ミュージアム」」とうたってます。
仏教総合博物館・・・

場所は、京都は西本願寺前。徒歩でも行ける距離です。
京都というと、東本願寺の方が馴染みがあるような気がしますが、西本願寺も大変立派でした。
(東西本願寺分裂への経緯は割愛。ちなみに我が家の宗派は、父親が亡くなった時に東本願寺系だとはじめて知りました。色々ややこしかったことが思い出されます(遠い目)。)

西本願寺の全体像はなし。擬宝珠好き。


さて、今回の「眷属 ーほとけにしたがう仲間たちー」は、龍谷ミュージアムがシリーズ化している展覧会の中の一部になります。

シリーズ展は「仏教の思想と文化」。13回目だそうです。
構成はコチラ。

2階展示室
 第1部 アジアの仏教
  第1章 仏教とは
  第2章 釈尊の教えとその継承
  第3章 大乗仏教とガンダーラ・西域
  第4章 中国の仏教
3階展示室
 第2部 日本の仏教
  第1章 仏教伝来
  第2章 国家と仏教
  第3章 仏教文化の円熟と日本的展開
 道場
 近世の寺社参詣と名所絵
 ほとけの世界
特集展示
 眷属 ーほとけにしたがう仲間たちー

特集展示は3階の「日本の仏教」の中の一角に作られていて、明確な区切りはないので、「あ、こんな感じの展示なのね」という感じでした。
通常の展示の中にスルッと入ってる感じです。
行ったのは初日の平日だったのですが、その割には人がいました。

正面入口。建築レイアウトは地下1階・地上3階



アジアの仏教がおもしろい

アジア芸術史だったかをやった時に、仏教美術があったのですが、西アジア〜イスラーム〜中央アジア〜ガンダーラ〜〜〜という流れが全然頭に入ってこなかったのですが、今回の第1部のガンダーラから始まる展示構成がとてもわかりやすくて、おもしろかったです(シリーズ展示は毎回こんな感じらしい)。

大谷探検隊関連の資料がいくつか展示されていました。

「アショーカ王碑文拓本」の説明の中に、「和紙と墨で拓本をする予定だったが、届かなかったので洋紙とインクでしかたなくとった。めちゃくちゃとりにくい。」みたいなことが書いてあって、申し訳ないけどちょっと笑ってしまいました。
拓本って紙と絵の具的なもので、できそうなのかと思っていましたが、道具が大事なんですね。

アジアの仏像は西の影響が強いので、造形的にもエキゾチックというか、日本の仏像にはない美しさを感じました。
とにかく鼻がシュッとしているイメージで、日本の仏像よりも口数が多そうで?圧が強い、というか。


教えるのムズい by ブッダ

メモの中の一部を転用します。

悟りを開いたブッダ
→ムズすぎて伝える自信ない
→梵天「ブッダさん、ぜひ伝えてください!」
→ブッダ「よし!やるか!」
→5人の弟子に伝える「四締八正道」
→ブッダ入滅
→7つの部族 「骨ください!」「は??(怒)」
→とりあえず分ける「舎利八分」



菩薩の流行

自筆のメモより

菩薩の流行・・・。

ベゼクリク石窟大回廊復元展示

チラシやWebサイトには掲載されていないっぽいのですが、「ベゼクリク石窟大回廊(部分)」が復元展示されていました。
この中だけ撮影投稿可でした。
これが実際に作られたかと思うとすごいですね。
当時にこれをみたら「はわわ〜〜〜〜」って絶対なったと思います。

この回廊の出口側には、VRで舞楽の衣装(多分)などを装着できる体験の場所がちょこっとだけありました。
これもなぜか広報なし。
誰もやってなかったので試してみましたが、囲いもなにもないので1人でやるには、結構勇気がいるかもしません。やりましたけど。


キャラ感強めな眷属たち

眷属というと、十二神将とか二十八部衆がすぐに思いつきます。
でも誰が誰の眷属とかはあまり知らなくて、その響きが厨二病感あるなーと思います。
個人的には、制吒迦童子(せいたか)と矜羯羅童子(こんがら)が、他の仏像系展示においても印象に残っています。今回もいましたよ。2人?は不動明王の脇侍です。
特に制吒迦童子は肌が赤くてい髪型がポップ(といっていいのか)なので、覚えやすいのだと思いますが、こちらの制吒迦童子はダウンヘアというかオールバック風というか、な感じでした。

https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2023/series_13/images/flyer.pdfより引用。みやすいように若干彩度を上げてます。眷属たちのディティールが細かい! 眷属の表題の左側にいるのは割れた顔の中から顔、の金色孔雀王さんだそうです。クセが強いんじゃ・・・


規模としてはそれほど大きくないミュージアムでしたが、仏教総合博物館とうたうだけあって、とても充実した資料をお持ちなんだなぁという印象でした。

ちなみに1階の同じ敷地内には前田珈琲 龍谷ミュージアム店があり、鑑賞の後にすぐお茶できたりします。
例によって展覧会は「来た!」「観た!」「帰る!」でしたが、ミュージアムショップがこの中にあったようです。
ないなーと思いながら帰ったので、残念・・・!


今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。




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