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博物館レポート③番外編◇弘前れんが倉庫美術館

こんにちは、はくれぽ!です。

博物館レポート① 博物館レポート② の番外編です。
今回の青森旅は弘前れんが倉庫美術館の建築を見ることでした。

Ateloer Tsuyoshi Tane Architects によるコンセプト模型 2020年 (弘前れんが倉庫美術館蔵)


2日目の予定はなにも決めていなかったため、朝起きで調べていると弘前市はどうやら歴史的な建築が多くあるらしいということが分かりました。
Googleマップで調べると、歩いて行ける距離になんだかんだあったので、行ってみることに。

あとで知りましたが、弘前市には ”趣のある建築」指定制度というのがあり、文化財指定された建築だけではなく、弘前の景観を作り出している古い建築なども指定して観光資源として活用されているようです。

というわけで、特に目的はない行き当たりばったり建築巡り記録です。


弘前昇天教会聖堂 ジェームズ・M・ガーディナー

1日目にたまたま見つけた、弘前れんが倉庫美術館の近くにあった教会。ゴシック様式・煉瓦はイギリス積み。なんでもない場所に急に現れる。弘前すごい。
教会も煉瓦もほとんど馴染みがないので新鮮


2日目は弘前城の追手門通り側を歩いていたようです。
激烈に方向音痴なのでこれを書きながら「そうだったんだー」となっているほどには方向音痴です。
時間の都合上、弘前城には行きませんでしたが、公園となっている敷地がめちゃくちゃ広いようです。
当日は、お城の方からなにかの音楽が爆音(本当〜〜に、爆音だった)で響き渡っていました。弘前、ファンキーな町だなー。

Googleマップより引用。ミニチュア建造物もチラッと見ました。


旧第五十九銀行本店本館(青森銀行記念館) 堀江佐吉

堀江佐吉は津軽藩のお抱え大工の5代目。洋風建築も学び弘前の多くの洋風建築を手がけた人。
隣がガソリンスタンド。こんな建築が普通に突然現れるそれが弘前。
お嬢さんとお坊ちゃんが降りてきそうな階段。昔の建築の階段の手すりは個性があって見ているだけて楽しい。
天井は当時の金唐革紙(きんからかわがみ)が使用されている。
撮りたくなるデザイン
別の部屋にも
青森に来て瓦屋根の家をほとんど見なかったのですが、キャプションにも「津軽地方には珍しい瓦葺きの屋根」と書かれていました。
窓からの光


旧東奥義塾外人教師館 堀江佐吉

こちらも堀江佐吉によるもの。色がかわいい。
カフェとして使われているようです!


旧弘前市立図書館 堀江佐吉

明治39年(1906) こちらも堀江佐吉
ルネサンス様式+和風様式。ボンボンショコラとか売ってそう(妄想)。


弘前市庁舎 前川國男

日本近代建築の巨匠・前川國男の建築
母親が弘前藩士の娘でということもあり、多くの前川建築が残っている
奥までは入れませんでしたが、水平垂直の線と太い柱が印象的。
階段がカッコいい
庁舎の前にあったポスト さすがりんご県


旧第八師団長官舎(弘前市長公舎) スターバックスコーヒー 弘前公園前店

どこかで休みたいと探したらあったスタバ。
アメリカはシアトル発のコーヒーショップであるところのスタバが登録有形文化財。それが弘前。
スタッフさんに撮ってもいいかとたずねると、嬉しそうに「どうぞどうぞ」と言われる。こんなところで働けたらいいなー
エスプレッソ アフォガード フラペチーノと、スタッフさんがすすめてくれたレモンのなんとかケーキ。美味しかったです。観光地のスタバだけど、とても静かで落ち着いた雰囲気。


以上、ゆるゆる建築巡りでした。
今回は本当に、弘前れんが倉庫美術館のことしか調べていなかったのですが、建築好きにはたまらない街なんだろうなと思います。
とても整備された観光地でしたが、ぎゅっと詰まっていないおかげか人との距離も適度な感じが好みの観光地でした。

弘前市立観光館の前。公式キャラクターたか丸くん
世界遺産・大森勝山遺跡を祝う提灯(?)がかわいい。
散策モデルコースなどが載っているパンフレット。40近くある建築めぐりは、いったい何日かかるのか・・・


おわりに

これにて博物館レポート終了です。

番外編については、建築も詳しくはないし弘前についてもあまりよく知らなかったので、おもしろかったなー程度の感想しか書けませんが、初東北旅は行くまでの行程を含めて旅として純粋に楽しかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



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