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自転車3人コンビニ冒険🚲

6月某日、私は時間配分を大きく間違えて
晩御飯が作れないまま
高校入試説明会に行くことに・・・
頼みの綱の夫の帰宅が遅くなる日で

どこかでお惣菜を買って・・・
といかいう時間もなく
あぁ、もうこうなったら

子供達三人でコンビニでご飯を買ってきてもらおう!

そう決めました

中2長男・小6次男・小3長女
それぞれに自転車ででかけることは
まぁまぁある方なので
多少不安だったけど
冒険がてら
自転車3人コンビニ冒険を提案☆

子供達はそれぞれ
「私は冷やし中華〜」
(この時期、冷やし中華あるかなぁ?)
「俺は、がっつりした肉系ごはんだなぁ~」
とか
「俺は、ン----------、行ってから選ぼ!」
たまのコンビニ弁当にテンション上がっている様子

「とにかく、安全に!気を付けていってきてよね!」

と、オンタイム女の私は
今日は絶対に遅刻しないようにしなきゃ!
とでかける

(それぞれ好きなものが買えたらいいなぁ~)

と思いながら、子供達が3人北の方にあるコンビニに行っている様子を想像していました
北の方角には2店舗コンビニがあるけどそこまでには
坂があったりして
6月とはいえ、暑い日・・・

頑張って自転車を漕ぐ3人組を想像しては
にやつきながら運転をする



高校受験説明会

高校受験も考える年にまでなってきたんだなぁ~
なんて・・・

私は地元がこちらではないので
三重県の高校事情を全く知らず
まずはどんな高校があるのかくらい
聞いてこよう!
と、気軽な気持ち

本当にめずらしく開始時間より早く到着できて
会場にはいるなり
驚き・・・

小6次男の塾の高校説明会に参加したのですが
今回実質の対象は中3の親子
横並びに座り
ずらっと整列
あ・・・・・・・・・・・・
そうだった・・・
次男も一緒に来るんだった

と、間違えに気づく

あちゃーーーーーーー
やっぱりしでかしたよなぁ~

小6父兄の私は会場の一番後ろが指定席
そもそもきちんと席順が決まっている
ことにも驚いたし
会場全体の熱心さに圧倒される

中2長男はまだ受験どころか
中間テスト
期末テストでワタワタしてるし
ゆっくりペースの彼にあわせて・・・
なんておもってたけど

ゆったり構えすぎていたようで💦
世間はこんななんかい!

と、自分ののろさと
子供達に偉そうなことを言っている
自分にハッとして
反省の念が起こってくる


事件勃発

しばらくすると、携帯が鳴る
おや!?
自宅から

もう帰ってきたの?

電話にでると
泣きじゃくる娘・・・

チーーーーーーーーーん
終わった・・・・

いやまてまて、
どうしたのかしっかりきかないと。

開始までまだ5分ほど時間があって
とにかく泣きじゃくる娘を落ち着かせようと話す
「どうしたの?事故でもあった?」
「ううん、事故じゃない」
「転んでけがした?」
「ううん、怪我もしてない」
「うん、じゃぁ大丈夫。家に帰って電話ができてるんだよ。
何も問題はないよ。こんな泣きながらでも電話番号押せてるんだから。
あおちゃんは、大丈夫。何があったかゆっくり教えて」
「りょうまと、たいせいとわっっわっっわかれ、わかれ、わかれっちゃっっっっっのっっっっ」
「うん、そっか。わかれちゃったんだね。
りょうまと、たいせいは、どこかな?
コンビニ行ってるの?
あおちゃんがついてこなくなったことには気づいてる?」
「りょりょりょりょりょりょうまとは、目があって、
坂の前で自転車のむむむむ向きをかっっっええええるとこと、みてたとおもぶーーーーーーーーーー(泣)」
(二人が長女がついてきてないことに気づかないままで途中で気づいて探しまくったりしたらどうしよう????)
「そっかそっか、大丈夫。なるほどね!
たいせいは振り返ってなかったの?」
「たいせいはすごいはやくいちゃう・・・」
(うん、確かに。長男はめちゃくちゃロケットスタートしていくスピード狂。これまた注意しないとなぁ)
「OK!わかった。
じゃぁ、ふたりが家に帰ってきたらもう一回電話もらえる?」
「うん、わかった。」
「あおちゃん、生きてるし、その上お母さんに電話できてること
本当にすごいことだから落ち着いて、自信もって!
お兄ちゃんたちが帰ってくるまで少し心ぼそいかもしれないけど、
ゆっくり好きなテレビでも見て過ごしてなね~。
お母さん、説明会に戻ってもいい感じ?大丈夫そう?」
「うん、大丈夫!テレビ見て待ってる~」

電話を切りました。

本当はめちゃくちゃ帰ってあげたかった。
心細さマックスな娘の傍にいない自分の選択は間違えていそう。
そもそも、3人で自転車ででかけさせたことが間違えだ。
にしても、兄二人いったいなにをしてくれとんのじゃ(怒)
いつも、振り返ってみんなきてるか確認しろっていってるじゃないか(怒)
帰ったら、何っていってどしかろうか?

いやいやい、今から受験のこと。
頭をきりかえなきゃ・・・・・・・・

んんんんんんんんんんんんんんんんんんん?・・????・??・


何かちゃうぞ


何がちゃうんや?


およよよっよおよよよよ

気づき

2人をめちゃくちゃ責めようとしてたけど
あれ?
さっき、私の選択ミスのせいっておもったんだった。
責任転嫁しようとしてる?

そもそも、何で私は怒りがでてきたの?

娘が不安で泣きじゃくっていることに対して可哀そうだとおもった。
かわいそうにさせたことが、
兄たちの面倒みの悪さだといいそうになったけど
本当に兄2人が悪いのか?

妹をそこまでみられるような
面倒見のいい兄ではないことは百も承知

でもって、今日の目的は何だっけ?

わたしが出かけているときに
3人で仲良くしてなさいっていったっけ?

私は
「とにかく、安全に!気を付けていってきてよね!」

っていったんだった。

目的を見失うなももこよ!

今回の3人の任務は
安全に!気を付けて

である。

でもって、子供達が空腹でひもじくならなければ
オッケーなのだ!

今日私が高校の説明会にきたのも、
子供達の将来の話にすこし具体性をもって話せるようになるため

留守番させたのも間違いとか
まだ無理だったかなぁとかじゃない

私は子供達にいろんな体験をしてもらいたい
そして、成功だけじゃなく
スムーズにいかなかった時ほど
どう対処したらよかったのかを考えられる人になってほしいんだった

その中に今のコンビニ冒険があったり
高校受験という関門があるんだ

言われたことだけをする人間じゃなく
『自分で考え自分で行動できる人になる』
父が昔私の枕元で唱えていたこういう人間

そうおもったら、今すぐにでも帰って
みんなに状況説明をしてもらって
それぞれの気持ちや行動を聴取しながら
今後の対策を練りたくてしかたなくなった

けど、もう少しだけ待ってみよう

〇〇時までに二人から電話がなかったら
途中退席して帰ろう

だって、兄二人だって妹がいなくなって不安な気持ちをもってるかも
そして、坂とか信号っていってたけど
まさか南側のコンビニにいったのだろうか?

北側は信号がほぼなく
南側は信号多いけど、学校側でよくいく道

その点からして、私と子供達のイメージに相違があって
話さないとわからないことなんて五万とある

そうこうしていたら、電話が
会場から出てロビーで電話にでると
「お母さん、りょうまだけど・・・
ごめんね、帰ってきたよ」
なんだよ、なんだよ、ごめんって・・・

君がこうして電話ができるくらい
無傷で無事にいてくれていることが
ワシャー、とにかく嬉しいのだよ😭

今これを書きながらでも涙が沸いてくる
「りょうま、よく無事にかってきたね(泣)
たいせいも一緒?」
「うん、たいせいも一緒。
あおいが途中、向きを変えるのみたけど
たいせいはどんどん先行くし、もう帰るんだなって思ってそのままコンビニいった」
「そうか、そうか、とにかく無事にかってきて本当にえらかったね。
ってかさ、コンビニはどっちにいったの?」
「ん?学校の方」
(わぁあああおあおあおあおあお、信号・踏切・車通りめちゃあるーーーーひょーーーーーーーーーー)

冷静な声で
「わぁお、そっか!
とにかくよく帰ってきた!
ごはんは買えたの?」
「うん、あいおは冷やし中華かってきたよ」
「そっか、たいせいは?」
「たいせいはも買えた!
でもね、1軒目で自分たちの弁当買ったけど、冷やし中華がなかったからもう一件いって買ってきたの。
たいせいは一軒目で弁当買ってから、あおいがいないことに気づいてた」
「おおおおおおおお!さすがですな(笑)」

妹が欲しかった冷やし中華を求めてもう一軒回ってくれたんだね😭

ややや優しい
↑親バカ

もう、どうにもこうにも
3人が3様それぞれ、らしさ全開で
無事に家にいてくれてることに
莫大なる安心感と喜びと、感謝があふれて
きっと今この会場にいる誰よりも幸せがあふれてるわぁあああああああ~

と、再び会場に戻り

偏差値だの
進学校だの
あらゆる高校の話を聞きながらも

これは、命があるからこそ悩める悩みだわぁ~

と噛みしめながら、
徐々にまた現実に戻って
息子たちの進路も考えながら

終わった瞬間ソッコーで会場をあとに
そそくさと家に帰って

3人にハグをして
生きていることの幸せと
それぞれに事情聴取して今後の策を練りながら
楽しい時間を過ごしました

今回学んだことは、
感情に流されて本質や目的を見失わないこと!

本当に大切なことってなに?

生きてるって、有難い🙏

皆さんにとって大切なこと
教えてください☆


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