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お小遣い制サラリーマンでもトライアスロンできますか?

お金がかかるスポーツ、トライアスロン

 始めるにも、続けるにもお金がかかるスポーツ、それがトライアスロン。
初期投資だけで最低20万円くらいは必要だ(うち、9割は自転車)。さらに、大会参加費も約3万円(オリンピック・ディスタンス)。遠方であれば、それに移動費や宿泊費も入ってくる。 トライアスロンをやっている人は企業経営者などビジネスアスリートが多いというのは、マネジメント的な要素だけでなく、予算的な問題も少なからずあるだろう。では、一介のサラリーマン、しかもお小遣い制でやりくりしている家庭では、そのようなスポーツは難しいのであろうか。

私の場合

(1)年間予算は約10万円
 私の家では妻が家計のやりくりをしてくれているため、月の給料のうち、手にする小遣いは4万円である。その中で、昼食代や、お酒代(ここ1年は家飲みをしていないのでこの費用はなし)、トレーニング関係(プール代、ドリンクなど)、または職場の飲み会経費などを引いていくと大体1万円くらい余るので、それを貯蓄してトライアスロンの経費としている。もちろん、月によっては全く残がない時もあるので、節約は必須だ。1年は12ヶ月あるので、およそ10万円は貯めることができる。他にも期末勤勉手当(ボーナス)など臨時的な収入もあるが、同時に臨時的な支出もあるため、プラスマイナス0ということで、ここでは計算に入れない。「あてにならないような収入源は、最初から計算にいれない」これは意外と重要なことである。もし入れば欲しかったものが買えるし、入らなくても日々の活動への影響がないからである。

(2)年間支出を予算内に抑える(10万円以内)
令和5年経費
①マラソン大会
勝田全国マラソン
 約2万円:大会参加費、宿泊費込み。
②トライアスロン大会
木更津トライアスロン
 約3万円:大会参加費、宿泊費込み。
前橋トライアスロンフェスタ
 約1万円:大会参加費
③シューズ代
Mizuno wave rider 27(約15,000円)

大きなところでは、このような具合で、おおよそ予算以内となった。簡単に言えば、大会に多く出たければ、高い買い物はできないし、高い買い物をしたければ、出る大会を減らせばよいのである。大会に出ないことを前提に活動するなどおかしな話だが、日々の活動を行う上では問題ないし、大会というのは一時的なイベントなので、個人的には何の問題もない。金銭的な面だけを考えれば、地元開催のものに出場することを優先すれば宿泊予算を浮かせることができる。しかし、今回は海のトライアスロンに出たい、というのがあったので、わざわざ千葉まで出かけたし、ぐんまマラソンには日程上参加できなかったので、茨城の勝田まで出かけた。そういう遠征も必要だと考えればケチる必要はない。それも含めて楽しさだと思うので、何か出たいイベントがあれば、優先順位を考えて参加してみるのがよいと思う。

カード決済の時に、分割払いをしない

例えば15万円のパワーメーター(自転車)を購入する際、20回払いにすれば1ヶ月の支払いは7500円になるので、予算上は支払えなくもないように思える。しかしこれはおすすめしない。なぜなら、「買いたいもの」は増えていくからである。7,500円が日々の活動経費の予算で賄えたとしても、20回(2年と8ヶ月)のうちに、他に買いたいもの(しかも大金が必要なもの)が出てこないかと問われれば、必ず出てくると自信を持って言える。これが恐ろしいところである。だから、買い物は原則1回払いとし、1回払いで買えないものは買わない。

ただし、「じゃあお金が貯まるまでに年をとってしまい、体力が衰えてしまったら・・・?」という問題も、私のような40代半ばの人間にはある。できるときにやっておきたい、という焦りがなくもない。

自分の中で「分割払い」にする

そこで私が行っているのが、「自分の中での分割払い」である。一応、今までに貯めたものがあるので、15万円のパワーメーターを一括で買うくらいのへそくりはある。なので、まずは思い切って一括で購入する。しかし、買ってしまったら残額が大幅に減ってしまうので、それを1ヶ月いくら、という形でメモ帳にメモしながら自分で自分に返済(貯蓄)していくのである。前述のパワーメーター(garmin rally RS200)は実際私が昨年11月に購入したものであるが、コツコツと自分で自分に返済しつつ、あと5万円くらいになった。これを返済完了するまでは大きなお買い物はしない、というマイルールを作っているので、下手な出費は今の所ないし、買いたい時に買えたので、この1年はパワーメーターで楽しむこともできた。このように、お金がかかるものを少しずつ買っては足し、買っては足しを繰り返して今に至る。次は・・・DHバーかな?多分。

トライアスロンの練習とケチれない費用

(1)スイム
 ・練習だけでお金がかかる唯一の種目。これは仕方ない。回数を考える。
  (私は週1)
 ・レッスンを受けられるならお金を払っても受けた方がよい。
  (私の場合は1回1000円程度の朝練に月1〜2回参加)

(2)バイク
 ・初期投資(購入費):絶対必要。
  ただし、最初から完璧に揃える必要はないと思う。
  なぜなら、ハマらない人もいるから。ハマったら追加して購入。
 ・メンテナンス費用
  私の場合、3年に1回くらいセミオーバーホールに出す。
  車を車検に出すような感じ。自分でできないことはプロに任せる。
  (2-3万くらい)

(3)ラン
 ・シューズは、1000kmくらい走ったら替えることにしている。
  (一番足の怪我につながりやすい種目なので、シューズ大事) 
 ・今春臨時収入があったので、ワコールのタイツ:
   cw-x(ジェネレーター)を購入。これも怪我予防のため。

 以上が「お小遣い制サラリーマンでもトライアスロンできますか?」という問いに関する、私なりの回答である。トライアスリートが全員、飛行機で飛び回り、綺麗な海でトライアスロンをしているわけではない。むしろ、普通の社会人がほとんどであり、全員、それなりに工夫しながら活動しているのではないか。だから、もしトライアスロンに興味を持った方がこの記事を読んだなら、まずはどこかの大会にエントリーしてみてはどうかと提案したい。用具を揃えるところも含め、きっとその楽しさを味わえるはずである。




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