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第70回勝田全国マラソンへの挑戦(1)

目標設定と準備

2023年1月29日、私の勝田全国マラソンへの挑戦が始まった。

 エントリーしたのは、昨年の9月頃だっただろうか。前橋トライアスロンフェスタとほぼ同時期にエントリーした。そもそもの目標が、トライアスロンでの「ロングディスタンス」で走る「42.195km」を一度経験し、オリンピックディスタンスの10kmへのハードルを下げる、という大胆なものだった。

 若い頃運動というものをあまりしてこなかった自分が、初めて10km走れたのは去年の今頃。その直後15km走って膝を痛めた。昨年11月には、ハーフの練習として20kmを走ったら足が腱鞘炎になってしまった。「ゆっくり時間をかけて走れる距離を伸ばしていく」という基本的なことを知らなかったために、色々怪我をしながら学習してきたわけだ。

 そういう甲斐もあって、30kmを12月末に走った時には大きな異状はなく、足の指の皮が剥けた程度だった。「30km走れるんだったら、42キロは行けるよ」職場の同僚がそう励ましてくださったので、完走への自信はついたものの、直前練習で足や膝を痛めたくない・・・という思いが先行し、1月に入ってからは10km走を週に3回程度行うに留めた。(バイクやスイムの練習は別に行なっていたが、今回は割愛) 

 準備としてのランニングは以上である。まったく参考にならないかもしれないが、第一に「怪我をしない」をもってきたのでこうなってしまった。他にしたこと言えば、エイドで栄養補給をするという事の経験がなかったので、食べながら走る練習をしてみた。地元のスーパーで羊羹を買い、走りながらカバーを取って食べる。いわゆるスポーツ系の羊羹ではないが、まあなんとかなるだろう・・・。ゼリー飲料も試してみた。一気に飲み込めないので、一旦口に含んでから、少しずつ飲み込む感じ。 ところで本番の水はどうやって飲むのだろう? 私のイメージでは、コップの水をガバっと口に向けてぶっかけて、口に入ったものを、やはり自分のペースでゆっくり喉に通していく感じなのではないか。普通に水を口に流し込んだら、むせてしまう気がした。結局何が正解だったのだろう?

完走 > タイム

 初マラソンなので、優先順位は「完走」である。30キロ以上走ったことがないので、30キロより先の世界が少し不安だった。職場の先輩も初マラソンでは35キロあたりで足が動かなくなったと言っていたし、このnoteのマラソン体験記でも、30キロ後が大変とあり、無事走り切ることができれば御の字で、タイムは4時間半を切れればいいな、という程度だった。もちろん、それでもサブ4は難しくともサブ4.5くらいは行けるんじゃないかという期待は何となく持って練習はしてきたのだが・・・。当日の朝は体調問題なし、スタート時(10時半)には風もなく、心地よい気候であり、私としてはベストコンディションで初マラソンに臨むことができた。

長くなってしまったので、今回の記事はここまでにしたいと思う。

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