見出し画像

あちらを立てればこちらが立たず…

休薬して1週間以上が過ぎた。
下痢は治まり腹痛も無く快適な日常が戻ってきた。しかし・・・・・

今度は便秘になった!!一体どないなってるの?と声を大にして言いたい。
かといって、お腹の張り等は感じられない。
便秘が苦しいという感じではないのだ。
しかし、1週間も出ないというのはあまり良くないだろうと
またしても町医者先生のところへ・・・・・

大腸もビックリしたんかなぁ?なんて冗談も言いながら
酸化マグネシウムとピンクの小粒(頓服薬)を処方してもらってきた。

オフェブ飲むと滝のような下痢に苦しみ
オフェブ止めると便秘に悩まされる…
まさしく「あちらを立てればこちらが立たず」状態だ。

現在、休薬12日目。10日目を過ぎた頃から排便も安定してきた。
形ある便を見たのは数か月ぶりだ…
私の場合、延命治療とは少し違うが(いや、実際には延命治療か…)
副作用に苦しみながらの投薬はやはり出来ない。
死ぬまで飲み続ける薬に苦しめられるなんて…
高齢者の延命治療も然りだ。
寝たきりの胃ろうに気管切開、褥瘡も出来るだろう…
本人にしか苦しみは分からない。でも薬の副作用でさえこんなに
苦しむのだから、寝たきりの苦しみは如何ほどか。

自称先進国の日本では安楽死も尊厳死も認められていない。
個人の尊厳さえ保たれないのだ。日本とはひどい国だ。
島国故、物事の考え方すらも自由はなく鎖国してしまっているのか?
口から食べ物を摂取出来なくなったら、自然に任せて寿命を全うする。
こんな簡単な事すらも己の頭で考えられない。

母の乳癌がステージⅠで全摘手術、その後、サブタイプがトリネガとの事で
抗がん剤治療をしている、副作用に苦しんでいる最中だ。
私の頭の中は??となっている。全摘手術して、転移も見られず
ただトリネガだから…再発の可能性が高いから…それで抗がん剤?
母はもう74歳だ。後半年足らずで後期高齢者。仮に再発したとして、もうそろそろ他界してもおかしくない年齢だ。そんな人間に抗がん剤??
別に、早くあの世へ行っちまえ!と思っているわけではない。
髪が抜け、味覚が無くなり、食べ物も制限されて毎日辛い思いしてまで抗がん剤が必要な年齢か?ということだ。再発すると決まってはいないのに…
1日2日なら我慢もできるだろう…しかし抗がん剤は数ヶ月続く。
私の意見はもちろん伝えた。母は、先生が言ったから…というだけだ。
自分で考えない。やはり根っからの日本人。己の頭で考えないのだ。
何故、母の主治医は年齢を考慮してくれなかったのか。
何故、抗がん剤だけが選択肢ではないと言ってくれなかったのか。
長生きさせるだけが医者か?

私のトイレ事情だけのつもりだったのに
ついつい日本の医療の話まで裾野を広げてしまった。
日本の医療は壊れつつ…いや、もう既に壊れているのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?