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鉄塔と中秋の名月と

昨日は、十五夜、中秋の名月だった。
本当は、また、かっこいい鎌倉とか、葉山から、写真を撮りたかったが、あまり時間がなく、ご近所で、撮る事に決めた。だいたいの場所を、ピックアップして、まぁこの辺りから月は、出るだろうと、ちょっと甘く見ていた。月の出る時間を調べ、今日は、写真講座のみんなはいなくて、一人で撮る。
そして夕方、月の出は、18時10分頃、それにあわせて考えていた場所に、出かける。
いざ、その場所に行ってみると、月が、出そうな場所に大きなマンションがあり、まるで月が見えそうにない。私は、ちょっと焦った。まずい、時間が、迫っている。少し歩くと、小さな公園があり、そこの土手の上から、何とか月が撮れそうという感が働いた。そして、急いで三脚を立てる。私の後ろの方では、子供達が、まだ、サッカーをしている。お願いだから、ボールが、この私の三脚に当たりませんようにと思う。
そして、三脚を立て、月を待つ。あまり良い構図ではないが、私の思った通りの方角に月よ出てくれと願う。
18時10分になる、まだ、出てこない、その5分後、10分後、まだ出てこない。また、かなり焦る。方角が、間違っていたのだろうか?するとそこに、散歩中の母が、通りかかる、ナイスと思い、カメラを見ててもらい、私は、月を探しに走って行く。周りを見廻しても、月は出ていない。しかたなく、カメラに戻ると、母が、手を振っている、月だ!思ったよりも少し南の方角だった。私は、三脚ごと少し移動し、慌てて構図を決める。電線が、いっぱいで、気になるが、オレンジ色の月は、みるみる上がって来る。もう撮るしかない。私は、懸命にレリーズのスイッチを切る、しばらく撮り続ける、横から母が、あら〜写真より、実際に見た方が綺麗よ〜、と言うのを気にしながらも、写真を撮り終えた。
そして、家に帰って、写真を見てみると、ガックリ肩を落とす無残な結果だった。
何が、悪かったのか、わからないが、後から考えても、後悔先に立たずなのであった。

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