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いろいろな人・生き物・物・音に慣れさせる(社会化トレーニング)

犬は人間と暮らす中で、多くの人や犬に出会い、たくさんの経験をしていきます。飼い主さんと共にさまざまな場面で落ち着いていられるように、いろいろな人や生き物、物や音に慣れさせることを社会化トレーニングといいます。


特に子犬の社会化は重要で、生後約3〜16週目の期間に経験したことが、犬の性格を左右させるともいわれています。社会化トレーニングでは、帽子をかぶった人や作業服の人、傘をさした人に出会う、掃除機や洗濯機などの生活音、車やバス、子供の声など街の音を聞かせるなど、さまざまなことを経験させてあげましょう。


ポイント・注意点

子犬にワクチン接種をして獣医師から散歩開始のOKをもらったら、積極的に外に出てほかの犬に会うなどさまざまな経験をさせてあげてください。犬のしつけの第一歩として、ドッグトレーナーによる「パピークラス」「パピーパーティー」と呼ばれる社会化トレー二ングを行なっているしつけ教室や動物病院などもあります。


大切なのは「できたら褒めてあげる」こと

犬のしつけをしているときに、気が付くとつい叱っていたり、感情的になっていたりしませんか? 人間も何かを学ぶときに、強く叱られてばかりでは萎縮してしまいます。これは犬のしつけでも同じことです。まずは基本的なしつけであるアイコンタクトやおすわり、まて、トイレができたら褒めてあげるのを徹底しましょう。


犬のしつけは、「◯◯をしたら褒められた」=「よいこと、楽しいことがあった」と学習させること。指示したことができたときは、その瞬間にタイミングよく褒めることが大切です。しつけがうまくいかない場合は、原因が飼い主さんにないか振り返ってみましょう。たとえば以下のようなことはありませんか?


家族の中でしつけ方が統一されていなくて犬が混乱している

覚えさせようと夢中になって長い時間しつけを行うことで犬が飽きてしまっている

指示に従ったのに、褒めているときと褒めていないときがある

しつけは犬にとって苦しいものではなく、「楽しい!」「うれしい!」「もっとやりたい!」「飼い主さんの指示に従いたい!」と思えるようにアプローチしてあげることが大切です。

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