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【社会人留学】Week12&Exams ~Practice makes perfect?~

久しぶりの更新になりました。先週末に、今学期すべての試験を終えました!晴れて夏休みに突入です・・・といっても、夏休み中に2つの授業を受講する予定なので、ひたすらのんびりというわけにもいかないですが、最初の授業が始まるまでの約10日間は精一杯、脱力したいと思います~。今は国内を旅行中です。

もーれつに試験勉強をしていた2週間半は、想定していた以上に過酷でした。もう一回同じことをやれと言われたら、想像するだけで気絶しそうになります。そういう日々をなんとか乗り越え、試験当日の独特の緊張感にも打ち勝ち(勝てていると信じたいですw)、今日を迎えられたことを誇らしく思います。

立派すぎる、試験会場!


■ ファイナンス
試験時間は3時間(!)、問題はわずか10問。つまり一問一問が非常に重いwということです。しかも試験の成績が、最終成績の7割を占めます。3割に該当するチーム課題は、メンバーの能力に多分に助けられ好成績を維持していたものの、自分一人で戦わなければならない最終試験の壁は相当高く感じ、本気で単位を落とすかもしれないと、心配で眠れない夜もありましたww
過去の宿題や課題を何度も解くのですが、勉強すればするほど謎は増えていくばかり。微分積分とか、ベクトルとか、そもそも勉強したことないし(泣)オフィスアワーに行くも、ファイナンス以前に数学で躓いているので疑問は完全に解決しませんでしたがw、Youtubeで良い感じのチュートリアルを見漁りながら、問題を解いていく中で、少しずつ理解が進んでいきました。ある程度勉強した後、教授に言われた通り、レクチャー1の動画を見ると、不思議なことに、おおむねすべて理解できていることに気づきますw(7月末に初回の授業を受けたときは、全く何もわからずただただ茫然としたことを思い出し、成長を感じました)
そして、試験本番。試験は15分間のリーディングタイム(問題に目を通して、疑問点があれば教授に質問できる時間)から始まります。問題はかなりひねられている印象で、一度読んだだけでは頭に入ってこず、パニックになりました。しかし、実際に解き始めると、意外にもすらすらと解くことができました。数字アレルギーを抱えながらも、英語環境かつ、(一応)トップビジネススクールのファイナンスを修了できたことに、達成感を覚えました。試験勉強を始めるまで、もはやどこから分かっていないのかすら分からない状態でしたが、サポートをしてくれた友人達には心から感謝しています。特に毎回隣に座って授業を受けていたCは、私が混乱していると、いつも図を使ってわかりやすく解説してくれました。本当にありがとう。

メルボルンとはいえ、オーストラリアでこれほどの大人数を見ることは滅多にありませんw
座席表。MAXで3000人程度を収容するのでしょうか!?(学生数:学部生含め約5万人)


■ マネジメントコンピテンシー
今期最もコミットした授業であり、課題の成績も最高成績を維持しているものの、試験となると、想定以上の準備を必要としました。試験内容は2問から構成され、1問目はケースをもとに、登場人物のマネジメントコンピテンシー上の問題を特定し、学んだ概念・理論をもとに、問題が問題たらしめている理由、その解決策を1000wordsで記します。2問目は、毎週課されていたリーディングに関する設問に対して、ポジションを決め、やはり学んだ概念・理論をもとに論理を展開していくタイプのエッセイ(1000words)でした。つまり、わずか2時間で2000wordsを書ききる必要がありました。初見の問題の主旨を理解し、学んだ概念・理論を用いて意見をまとめるのは母語(日本語)でも難しいと感じますが、それが英語となると、模擬試験では全く時間が足りませんでした。そこで、考え得る限りのテンプレートを用意し、当日はそれを活用しながら構成を考えました。テンプレートを使ったとはいえ、2時間たっぷりと時間を使わなければならず、まったく余裕がありませんでした。手をとめた瞬間はなかったように思います。どう評価されるのかドキドキです。。それぞれの概念・理論をどのように現実世界のさまざまな事象に応用するか、を瞬時に思いつけるレベルまで理解を落としこめていなければ、対応できない種類の試験です。また、それをアカデミックな英語で理路整然と書き上げることが大前提です。大学院で求められるレベルの高さを突き付けられた感覚でした。


ドキュメンタリーフィルムの話を持ち掛けてくれた友人Eが、手作りのパンプキンパイをプレゼントしてくれました。とても美味しかったですし、何より彼女のあたたかな心遣いがほんとうに嬉しかったです!!


■ ビジネスアナリシス&ディシジョンメイキング
最終授業では、提出した課題に即して8分間のプレゼンを行いました。数十時間かけて提出したあの濃密な内容をわずか8分に納めるのは至難でした。くわえて、実は、課題提出時に大変なトラブルがあり、ショックのあまり気絶しそうになっていました。なんとぺーパーと併せて提出する予定だった、すべての分析の跡を残したエクセルの提出が漏れてしまい、すぐに教授に連絡したものの、ペナルティーは免れないとのこと。苦手分野にもかかわらず、逃げずに丁寧な分析を行い、それなりに高い質の文章に仕上げられたと感じていただけに、こういったつまらないミスで減点されてしまうほど悔しいことはありません。チームの誰が悪いということではなく、いうならば、皆に責任があるのですが、自責の念が強い私はもう本当に悔しくて、悲しくて、情けなくて、しばらく立ち直れませんでした。(笑)不幸中の超幸いだったのは、この授業のチームは最高だということです!!チームメンバーには、ひたすらショックを隠し、明るく前向きにふるまっていた私ですが、おそらくメンバーは、私が内心、相当ショックを受けていることを察してくれていました。そして、"Our beloved ココ" にプレゼンをやって欲しい、と提案してくれたのです。(プレゼン時間が短いので、私たちのチームは2人で分担しました)私は、プレゼンに関していえば、日英ともにかなりの場数を踏んできているので、多少は、経験に裏打ちされた自信がありました。悔しさを少しでも晴らすために全力でやろうと自分を奮い立たせて取り組みました。機会をくれたメンバーには本当に感謝しています。資料を作成する中、チームメンバーの一人が、素晴らしいデザインスキルを発揮してくれました。今までたくさんの素晴らしいプレゼンデザインを見てきた中でも、時間、創造力、質のどれをとっても、深く感心しました。本番に向けて限られた時間の中で、何度も練習を重ね、時間内に終えるチームがあまり多くない中でも、私たちはばっちり時間内に収めることができました。ペーパーの成績はけして高い評価とはいえませんでしたが、プレゼンに関しては最高評価をもらうことができました。この5人で勝ち取れたことが本当に嬉しかったです。今期はドロップアウトしたマーケティングも含め4つのチームを経験しましたが、間違いなく、このチームに最も愛着を持っています。私の話を聞いてくれた親友Mが「成績だけではない。ぜんぶ終わった後に、何が残るかが大切だよね」と話してくれましたが、まさにその通り。皆、専攻が違うので(International Business/Management/Engineering) 、今後同じ授業を取ることはないかもしれませんが、皆との関係はずっと大切にしたいです。

テストに関しては、まったく時間が足りず、撃沈しました\(^o^)/全て解き終えたという人にはまだ出会っていない(出会う気配がない)ので、タイムプレッシャーをかけられていたはずです。
復習に力を入れたので(毎日6時間分の内容を復習していたときには、大げさでなくほんとうに脳みそがはちきれそうになっていました。)、テスト前には余裕が生まれており、得点源にできるのでは♪と思っているほど楽観視していましたが、実際は必死の2時間でした。最初の試験科目ということもあってか、独特の緊張感もあり、タイムプレッシャーも相まって、電卓をたたく手が震えていました。何度計算してもおかしな答えになる、落としたらどうしよう、とパニックになり、パニックになると英語が全く読めなくなる、解き方を忘れる、の負のスパイラルに陥り、センター試験のような会場で、本気で発狂したくなりました。。終了後、「試験中 緊張 どうする」などと検索したところ、「歌の決まったフレーズを繰り返し脳内再生する」「余白に、『今親友が隣にいたら話したいこと』を書く」といった気持ちを落ち着ける方法を見つけたので、翌日の試験で実践しました。私の場合、特に後者がはまりました。

再三嘆いていましたが、今学期の履修科目は苦手分野2つを含むため、2年間の中で最もハードになるだろうと覚悟していました。想像どおりにハードだったので、途中でマーケティングの授業をドロップアウトするという、私にとっては大胆な決断もしました。
わずか3か月で、学問的な学びはもちろんのこと、多様性/ダイバーシティ/グローバルの受け止め方が変容したように思います。学部時代に留学した米国の大学はアメリカ人人比率が高く、就職先はグローバルを標榜している会社でしたが、欧米の影響力が強い状況でした。したがって、私にとってのダイバーシティやグローバルとは、欧米中心に形成されていたことに気づかされました。私が今肌身で感じているグローバルやダイバーシティーとはもっと多くのものを包含し、そのプロセスは泥臭く、想像の右斜め上からボールが飛んでくることも日常茶飯事。色々な意味で骨が折れることばかりです。(笑)
学費は非常に高額ですが、こうした一生ものの経験・気づきを得られたことに充実感で胸がいっぱいです。ただ、ROE(投資対効果)がプラスになるかどうかは、今後の人生で証明していくことだと思うので、プラスにできるようにひきつづき、精一杯すごしたいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。次回からは、再び週一ペースで更新したいと思いますので、お時間がある際に覗いていただけたらうれしいです^^


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