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「尊い」の最先端、「無口くんとみなみちゃん」が好きだという記事

私は中学時代、ノンフィクション作文で賞をとれるくらいの引きの強いいじめにあっていた。

高校時代は、演劇部が忙しく月に最低2回は本番を迎えていたし、元々の性格もありなかなか普段の学生生活を充実させるバイタリティがなく恋愛も散々な結果であった。もちろん今の人生に影響しているので後悔は1ミリもないが。

しかし、そんな極端な青春を過ごした私でも「こんな素敵な青春、過ごしたい!」という願望で楽しめたり「過ごしていたはず!」と錯覚&肯定が出来る素敵なアニメ動画シリーズに出会えた。

それが、なぎむぎ@恋旅さんによる「無口くんとみなみちゃん」シリーズである。

ビジュアルはクールで物静かだが実は感情表現豊かで物理的にも暖かい無口くんと、等身大かつひたむきなみなみちゃんを中心とした恋愛群像劇である。

他にも数多の青春系漫画動画は多いが、私がなぎむぎさんの作品で好きな理由は絶妙にキャラクター形成が「粋」であるからと感じた。

無口くんのさりげない優しさや、みなみちゃんの可愛い努力などが、つみかさねもあり少しずつ進歩を感じるのだが、そこに泥臭さや詰め込み具合を感じない。学生限定の「思い立ったが吉日」精神を実に鮮やかに表現していて、見ていて余計な毒を感じさせない魅力がある。あざとさがなく道筋を気にしない感覚が楽しめて、先生のさじ加減のこだわりと熱を感じる。

ひとつひとつの動画において様々な「尊い」一点に絞った作風と魅せ方の鮮やかさは、なぎむぎ@恋旅オリジナルの味わいだと感じる。

長々語ってしまったが、つまりは青春ものにおいての「粋」に無駄がないので、多くの人が共感を超える支持を集めているのが「尊いの最先端」と形容する所以なのである。

もちろん、「無口くんとみなみちゃん」以外のシリーズも含めて「なぎむぎ@恋旅」のファンなので、これからも様々な青春群像をインプットしていきたいと感じる月曜日なのでした。





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