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感染症について

インフルエンザ・コロナウイルス・ノロウイルスなどの感染症って、冬には広まりやすいですよね。

そして感染症は、重症化したらかなり辛いまたは最悪のケースも考えられる怖い病気です。

ここ数年は、コロナウイルスがかなり猛威を振るっていますね。今シーズンはインフルエンザも通常の流行タイミングより早く流行していましたね。

ここでは、感染症に対してどの様に防いでいくのかをお話ししていきたいと思います。

私は介護士なので、介護士の経験をもとにお話ししていきますね。


手洗い

まずは手洗いです。

これは赤ちゃん以外はほぼ行うことができますよね。(麻痺など他の病気の関係でできないという方はここでは除きます。)

手洗いはなぜ必要なのか。

それは簡単に言えば手に悪い菌がたくさんついてるから。

想像してみて下さい。
身体に不具合を起こす悪い菌が多くついてる手で、食事をすると自然とその菌は口の中に入ってしまいますよね。

そうすると身体の中で悪さをして異常を起こさせます。熱が出たり頭痛がしたり下痢したり吐いたり…。

風邪で済めばまだ良いですが、最悪のケースになることもある様です。

怖いですよね。

そうならないためにも、まずは外から帰ってきたら手洗いをします。
介護の世界では、1人の排泄業務が終わって次の人の排泄業務に移る前に、必ず手洗いを行う様に教えるところもあるほどです。

他人の排泄物には悪い菌が沢山あります。

もちろん素手で触る人はほぼいないでしょう。何かしらグローブなどをつけて対応しますが、それでもどこに何がついているのか目には見えません。

その菌を洗わずに次の方へそのまま入ることは、菌を他の方に移す行為にもなりますし、何より自分にも付いているのでいつの間にか自分に取り込んでいるなんてこともあり得ます。

移さない為にも、介護士はグローブをつけていたとしても必ず手洗いをします。

さっと洗うのではなく、指一本一本洗い、爪も洗い、手首まで洗います
こうやって洗わないと目に見えない悪い菌はなかなか落ちません…。

よく小学校や介護施設に手の洗い方というのが貼ってありますよね。

学生だったときは「こんなのめんどくさいよ」と思ってやってませんでしたが、介護の業界に入ってからはしっかりやる様にしてます!

おかげでノロウイルスとかインフルエンザなどの感染症はもちろん、風邪もひきにくくなってます。

手洗いは多分ですが、親が子どもに教える最初の感染対策の一つなんではないでしょうか。

生まれたての時はもちろん洗えませんが、成長するにあたって手を拭く行為・手を洗う行為を教えていきます。

ここで、親が洗い方・洗う意味を知ってきちんと教えられるかどうかで、今後の手洗いに対する考えが変わるのかなと思っています。

家族には健康に過ごしてもらいたいと願いますよね。もしこれから手洗いを教えるよという方は、意味づけもしっかり教えてあげられると良いですね。


うがい

うがいも手洗いと同様にとても大事な行為の一つです。手に付いた細菌をすぐに洗い落とす。だけでは足りません。

うがいも必要です。

うがいはなぜ必要なのか。
うがいは口の中にある細菌を水を含んで外に出すという行為です。

たまに、うがいした水を飲んでしまう方もいますが、それでは意味がないです。しっかり外に出して下さいね。

そうする事で、悪い菌を身体の中に取り込まなくなります。

なので、うがいは必要なんです。

手洗いとうがいを併せてやることで、悪い菌の侵入をかなり防ぐことができます。

アルコール消毒

アルコール消毒は介護業界では前々から使われてきていましたが、コロナウイルスが蔓延し始めてから特に街中でも普通に目につくようになりましたね。

例えばですが、訪問介護でサービスを開始する際に、消毒をします。理由は外から中に入る際に外で付いた悪い菌を持ち込まないようにするためです。

それで終わったら、外に出てから再度消毒をします。これは次のご利用者様の所へ行くときにここで付いてしまった悪い菌を落としていくためです。

介護士さんは頻繁にアルコール消毒を行う為、手が荒れている方が多いともいわれています…。痛くて辛いんですが、広げないようにするためにも頑張ってます!

個人的に思うことですが、街中のショッピングモールなどで入る時には消毒をしていても、帰る時には全くしない方がとても多いです。

外から中に入る際、悪い菌を持ち込まないという意識から消毒を行います。
中から外に出る際も、悪い菌をとるという意識をもって消毒をしてもいいと思います。

中で多くの物や人と触れ合いませんでしたか?マスクをとって食事をしませんでしたか?よく思い返してみてください。手には悪い菌もついてます。

せっかく用意をされていて無料で使えるのですから、適量を意識して使う方が効果は出るんじゃないかと。(あくまで個人的な考えです)

マスク

マスクもコロナウイルスが蔓延し始めてからかなり販売され始めましたね。

花粉症の方や風邪の方なども使うものですし、かなり前からありました。
しかしコロナのタイミングで、マスクの量やデザインなどもかなり増えて、今ではマスクでおしゃれを楽しむ方もいるくらいです。

私のおすすめのマスクは「KUCHIRAKUMASK 高機能フィルター」というものです。

これは「肌に優しく心地よい装着感・マスクの密着性を高め、メガネの曇りを軽減・3層フィルター・口元とマスクの接触による不快感、メイク崩れの軽減」という特徴があります。

それと個別包装なので持ち歩くにも便利です。私は肌が弱くマスクと触れ合う部分がかゆくなってしまうことが多いのですが、このマスクではそういうこともないです。それに耳も痛くなく一日中装着していられます。

マスクの装着方法でもよく鼻が出ている方を見かけます。

マスクは鼻も覆わないと意味がありません。特に飛沫感染の感染症などに関しては、口だけ覆っていても鼻からも菌は入り込んできます。

さらに毎日使うものだからお金がかかるということで、2日に1回の頻度で交換をする方やもっとが交換する頻度が低い方もいます。

これも良くありません。

そもそもマスクは1回こっきりの使い捨てです。
最近出てきたおしゃれな布製の物とかは洗って使いますが、不織布の物は使い捨てです。

例えば介護施設で働いていた方が、マスクを朝から夕方までの勤務で付けていたとしましょう。

時間にすると8時間ほどそのマスクは菌の予防をしてくれているわけです。
そのマスクを高いからとかもったいないからといった理由で、次の日も使うのはどうでしょうか。

介護施設では目に見えない悪い菌がいたるところに飛んでいます。
排せつ物の処理なども行うので、もしかしたら汚れているかもしれませんよね。

それを自宅に帰ってまずどこに保管しますか?どこかにかけておきますか?
袋に入れて保管しますか?パンツや服のポッケに入れておきますか?

答えは保管はしないようにしましょう。一日使い倒したのですから、その日のうちに捨てましょう。

捨てるときもできれば、袋に入れて捨てたほうが周りに菌が飛ばずに済みそうですよね。
私は使い終わったマスクはアルコールシートに包んで袋に入れて捨ててます。

それと電車内でよくみかけるのが、不織布の部分の色が茶色くなってたり、黄ばんだりしていてぼさぼさしている方も注意が必要です。

まず、何日も大事に使ってるんだろうなと考えられますが、先ほども言ったようにマスクは1回使い切りです。使いまわしはしないようにしてください。

金銭的にも大変かもしれませんが、使いまわしが原因で風邪などにかかってしまったら元も子もありません。

今は5類に下げられているので、マスクの着用は自己判断です。

私は人が多いところや電車内ではマスクを着けています。もちろん仕事の時も付けています。ですが外を歩くとき(人があまりいないところ)とかはつけていません。

だとしても1っ回使ったマスクは必ず捨て、使いまわしはしないようにしています。


ビニール手袋

ビニール手袋にはいろいろな種類があります。
医療用だったりどんな人でも使えるようなものだったりと種類が沢山あり、金額もバラバラです。

ビニール手袋を使うときは、大体汚いものを触る時が多いです。
もちろん調理で使うこともありますが、介護の現場では排せつ物や嘔吐物、トイレ掃除、口腔ケア等素手で触ってはいけないときに使うものです。

なぜこういったところは素手で行ってはいけないのか。
答えは、悪い菌が直接手に付きそのままにしておくと身体の中に入ってきてしまうからです。

介護の施設とかで働いた経験がある方は知っていると思いますが、嘔吐物排せつ物・おむつ交換でも必ずビニール手袋を着用しますよね。

人によっては2重にする方もいます。
なぜかというと何度もお伝えしているようにまずは素手で触らないことが前提です。そして排泄介助などで汚れた手袋のまま更衣介助を行った場合、その更衣に悪い菌がついてしまいます。なので2重にして分けているんです。

一回ずつ付け直していると、汗でうまく入らなくて余計に時間がかかってしまうことも良くある失敗です。
スムーズにかつ安全に介助ができるように考えられた方法の一つですね。

在宅介護をしている方でもまだその段階じゃないから持っていませんという方も何人か見たことがあります。

しかしその段階がいつ来るのかなんて誰にもわからないことなので、早めに用意をされておくことをお勧めします。


最後に

今回挙げたのはほんの一例です。まだまだあると思いますし、医療現場など業種が変われば、他の道具も出てくるかもしれません。

在宅介護を行うときに介護を楽にする為の道具としてベットや他の福祉用具などをそろえる・バリアフリーに改装するなどの準備がありますよね。

それと一緒に今回挙げたことにも目を向けて見て下さい。
感染症を防ぐのはもちろん家族全体を守るためにも必要なものです。

当たり前すぎて忘れていた気づかなかったという方もいらっしゃるかもしれません。
介護や医療は当たり前のことが前提にあり、それに加えて専門職よりアドバイスやサービス・医療を受けていくものです。

まだまだ感染症は収まっていませんし、なんならコロナやインフルは増えてきています。
気を緩めすぎないように全員で気を付けて過ごしていきましょう!




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